2011年6月アーカイブ

もはや従来の日本ではない。今年の猛烈な暑さを体験しているとそんなことを思ってしまう。温暖化等という緩やかな変化ではなく、急激に熱帯の世界へと変化している。これからは農産物もこれまでの概念では育たないのかもしれない。梅雨時に雨が降らないことは農薬を減らすチャンスにはなるかもしれない、またもともとみかんは熱帯から亜熱帯の東南アジアが原産と考えられるから、もしかするとみかんの木自体はそれほどのストレスは感じないのかもしれず、ただ雨が降らない事による水不足はみかんの木に大きなダメージを与えるから、潅水設備の整備などは今から準備しておこうと思う。

 

急激に変化と言うより急激に劣化しているのが、日本の政治かもしれない。与党も野党も国民を縦にとって、政局争い。国民はあきれているが、元々彼らを選んだのは国民だから、結局国民の責任と言うことになる。


自然農法                       20110-1031
現代農業の8月号に「自然農法が知りたい」と農薬も肥料をやらない自然農法のいろいろな方法が特集されていたが、我が農場も少しずつではあるけれど自然農法に近づきつつある。このような農法はある日思い立って即変更というわけにはいかない。なぜならそれなりに土壌が、作物が、周りの環境が、自然農法をできる状態にならなくてはできないからだ。

まずみかんの木が野生の状態に戻らなくてはいけない。窒素をいっぱい吸って軟弱に育っている木では病害虫でいっぱいになってしまう。当然土壌も有用な微生物がいっぱい育っている必要があり、除草剤やマルチシートなんかを敷いた土壌では,有用微生物は死滅してしまう。時間と根気が必要なのだ。

今年の夏の農場は草ぼうぼうで、背丈を超す草も出現する様で、すごいことになっていたが、さすがに4年も経つと土壌も自然農法に適した状態になってきたのか、みかんの木の様子はすこぶる良好な状態で、これならもう少し農薬の散布回数を減らしても大丈夫かなと思い始めている。肥料も有機質肥料を一回散布するのみで、一般農家の半分くらいまで減らしてきている。次年度以降はこの施肥量もさらに減らしたいと思っている。慣行農法をしていた頃に比べてなんか「わくわく」するような期待感があり、みかんの木も喜んでいるように感じる。これが自然農法のいいところで人に癒しと充実感を与えてくれるから困難も困難と感じないのだ。


青い服                  20101-0930
去った
放逸された本棚の書物
もう忘れるほど日にちが経った
枯れた草
しなびた葉っぱ
砂場のような大地
簀の子は倒れて用をなさず
遠音に耳を澄ますが
友の声は聞こえず

再来 
会う人は来た
友と呼ぶか
 
紅茶とテーブルの上の白いケイタイ
急につながる
漂流する人々

求めるもの
浮遊する星に見る形
水口に集まる上肢
さりげなく雨が降った卓上
水滴に映る青い服

 

幸の日                     2010-0613
今日結婚式を挙げるというメル友ならぬブログを通じての知り合い
いつのまにかそうなっているブロ友
ここまでこぎつけたことによく頑張ったねといいつつ
幸多き人生を歩んでほしいなどと思う日曜のひととき

人生を俯瞰的に眺めることができる年齢になり
幸せな日々ばかりが訪れるとは、なかなか言えないけど
困難にも打ち勝ってゆけそうな芯の強さを持ち合わせている原風景の人
だから大丈夫だ
人を思いやる心も持っている
楽しい日々を過ごしてほしいと願ってい

 

そうだ旅に出よう                     2010-0510
そうだ旅に出よう
そう思い立ってなぜかスーパーカブにまたがっている
ヘルメットは首にかけて背中にはためいている
対向車も人影も見当たらない
もうどれくらい走っただろうか
半日くらいは走った気がする
何かの音楽が流れている
広い道から少し田舎の道に
春の快適な日差しが顔にまともに当たる
日焼けしそう
田んぼの反射がきれいだ
背中のヘルメットを頭からかぶる
交差点で止まる
交番の警官が単車で通り過ぎる
ふぅ 危なかった

ここで目が覚めた
午前4時もう少し寝られる

なぜこんな夢を見たのか
少し身に覚えがある
ここしばらく旅行の計画を立てている
予定としては信州旅行
松本から美ヶ原 ビーナスラインを回る
車山高原、白樺湖

美ヶ原は20年も前に行ったことがあり少し歩いたように思う
山歩きなど全く経験のないので
このような観光登山はどのような服装がいいのか全くわからない
あまり大げさなのもかっこわるい
運動靴ではまずいからトレッキングシューズか
スーパの靴売り場で見たらお気軽な山歩きにはこれが最高
高価な靴でなくこれで上等なんて
それで9000円は高い
おそらくそれを買うことになるかな
後は6月の高速料金が2000円になるのを待って
上旬には行きたいものだ
旅も楽しいし計画も楽しい

 


春たけなわ                   2010-0428

ついに・・・やっと・・・本格的な春が来ました
朝から新緑とウグイスの鳴き声に囲まれながらラジオ体操
気持ちいいったらありゃしない

仕事は遅れていた剪定、とは言っても今の時期は枯れ枝を切る程度だから,どんどん進んでゆく
新芽もこの暖かさでぐんと伸びるだろう
今年第一回めの薬剤散布も2~3日の間には始めよう
裏年(収穫量の少ない年)にあたる我が家だけど,思った以上に花がついており今年も摘果に追われそう。これはうれしい予想外


最近ツイッターを始めた。               2010-0420

http://twitter.com/sigera

140文字以内のつぶやきをに入力すれば,時系列に表示されて,それをフローされると相手側のページに表示される。実に簡単な方法で誰でもできる。今のところはフローをしていただけば、こちらからもフロー返しを行っているけど、何千とたまってきたら実際にはほとんど読むこともできず、流れてゆくだけのような気もする。

実際のところEC仲間は自社のマーケティングのため熱心にフォローを増やしているし、140文字だけどちりも積もれば膨大な情報量となって、内容の濃さも重要な要素となるような気がする。

 

朝市ブログ始めました。                         2010-0411


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農場では山吹と桜の交代時期にさしかかり、心地よい日差しを楽しむ休日となってきました。そんな外の景色を楽しみつつ,今日は今浦朝市のブログを編集して,何とかアップにこぎつけることができました。

今浦朝市も3年近くたち、数々の困難も抱えながら今日まで来ているのですが。これからの課題の一つとして、市内のお客様や鳥羽市に観光にいらっしゃった皆様が旅館で聞いたり、道すがら朝市を見つけて今浦町内に入ってきていただいて、その皆様にいかに情報発信をしてゆくか、代表を始め会員の皆さんもそれぞれ何かはしたいなとの考えを持って、とりあえずブログはどうだろうということとなり、会員の皆さんへの提案もかねての制作となりました。

これから順次会員の話を持ち回りで載せてゆきますので,よろしくお願いします。

  http://imauraasaiti.doorblog.jp/

 携帯版URL
  http://imauraasaiti.m.doorblog.jp/


春                         2010-0329


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みかん農場も春の兆しが見えてきた。とはいっても寒い。今日は朝から強風が吹いて朝晩だけでなく昼間も寒い。そんな中でも樹木は確実に幼葉の占める面積が増えてきている。今年新たに購入したみかんの苗木も前日植え付け、久しぶりの肉体を酷使する労働でここしばらくやや不眠気味だったのがぐっすり眠れた。今年はすべての作業が遅れ気味で、今日も取り組んでいた剪定が本格的なリズムにのるのは4月になってからとなりそうだ。

 

賀正                2010-0101
明けましておめでとうございます。

寅年 年男の私としては新たな出発
過去はリセットしちゃって
旅の恥はかきすて
準備された挑戦に取り組む
前向きな私でありたい

 

沖縄の米軍基地             2009-1108
普天間基地を県内移設に反対する沖縄の県民大会が今日開かれた。オバマ大統領の訪日予定もあり、また日本の新しい政権内で大臣によって発言に幅があり、いったいどうするのがいいのかなかなか結論が出ない。その人の立場によって違うが、そこに住む人たちにとってこれほど迷惑な施設はないということが前提でなければならないと思う。

沖縄の地図に米軍基地を塗り込めるとその面積の広大さに驚いてしまう。かつて日本の総理が日本列島を「不沈空母」とたとえた事があったが、生活者や国民の平和に住む大地を不謹慎な事だと思ったが、米軍にとって沖縄は、まさに不沈空母でしかない。日本を守っているのではなく、米国を守るための最前線基地でしかないのではないかと思うことがある。もうそろそろ米軍には出て行ってもらうのがよい頃ではないかと思い始めている。

米軍によって日本を守ってもらっているというメリットと、米軍がいることで戦争に巻き込まれるリスクを考えれぼ、ほぼイコールとなっているのではないか。結局日本人が沖縄の人々に苦痛を押しっていることを自覚した選択をする時期ではないかと思う。

 

21年収穫間近                     2009-1101


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今朝の今浦朝市はほぼ完売、これまでは地場の人ばかりだったが、最近の朝市は時間中頃から観光客の皆さんがきてくださるようになっている。少しずつだが今浦朝市が広く定着してきているように思う。この朝市によって今浦の漁業者、農家の皆さんと消費者の交流が深まり、地産地消を具現する事が出来れば「すごくいいよね」と思う。

たまたま今日のテレビで島村菜津さんが「各地で旬のおいしい料理を食べられる店をを作ってほしい」と語ってみえたが朝市こそ、そのような地域の素材を使い伝統の味を消費者に食べやすい形で提供できればと思う。

島村さんは日本で最初にスローフードを紹介した人、スローフード運動の火付け役、となった人で津市の講演会でお話を聞く機会もあり、その考え方の基本は以下のようである

それは、ファーストフードの考え方の反対側にある

スローフードには3つの柱
まず一つ目は、小規模で生産や販売を行っている人たちを守ること。
これは規模は小さいながらも、よいものを作っている人たちが、
合理化、効率化の波にのみこまれないように守ることです。

二つ目は、子供たちを含めた人々に、味の教育を行うこと。
私たち自身でさえ、今どこで食事をしても、食卓に並んだものがどこからきて、
誰によってどんなふうに加工されてきたか、
その過程を説明することはほとんどできませんね。
それを知ることが大事です。
また、食の教育は同時に人間に対する理解を深めることでもあるのです。

また、三つ目はこのままほおっておいたら
なくなってしまいそうなものを守ろうということです。
たとえば、あのおうちのおばあちゃんがいなくなってしまったら、
もうその料理は二度と食べられないかもしれない。
そんな郷土料理の価値を、まず地元の人々が認めて、
そのよさを人に伝えることが大切だと思います。
「島村菜津さん、スローフードを語る」より抜粋

島村菜津さんや塩見直紀さんなど、ある意味農業外からの出身者であり、その言葉が重みを増してきて、農業の理解者となって頂けることはうれしい。とともに生産第一に考えを置いてしまいそうになる自分への戒めともなっている。

さて農場ではすでに収穫モードに入って、これまで農作業で使ってきた農機具などはすでに納屋に収納をすませた。まだ収穫をしているわけではなく、、段ボールにガイドラインの表示シールを貼ったり、不足分の調達のため前年から残っている数を数えたり、貯蔵庫に入っているコンテナを畑に運んで、収穫物を貯蔵する納屋に変えてきている。

圃場の草は収穫作業に支障をきたすため、日々草刈りをしてきたが、この草刈りも後2日ほどで終了しそう。それにしても涼しい朝の内にと思って7時頃から草刈り作業をするのだが、それでも汗ばむほどだから、まだまだ暖かい日々となっている。もうそろそろ通常の寒さとなって収穫の季節を迎えたいものだ。


台風18号        2009-1009
台風18号はまさに大型の久しいぶりに「台風らしい台風」というより、恐怖を覚えるほどのすさましい風雨となった。午前4時10分騒がしかった風や雨の音がやんで静寂が訪れた。おそらく台風の目に入ったのだ。やく30分この静寂が続き、再び風雨の音が鳴り出した。どうせ直撃なら目に入る方が被害は少ないように思う。なにしろ30分はひと呼吸おけるのだから。

朝のテレビでリンゴが散乱した様子や、ビニールハウスが倒壊した映像が流れたが、同じ農業を営むものとして、心痛む。幸いみかんは枝が折れたりしたが、果実は落ちにくいので何とか最悪を免れることが出来てありがたいことだと思っている。

朝見回ろうと車で出たが、樹木が倒れて、通行出来ず、枝を切り払いながら農園に入ってみると、防風樹の杉が根本から倒れていたり、電柵が粉々になっている。結局その後始末に今日2日目、明日で片付くかどうか、三連休はお預けとなりそうだ。


これって つちのこ       2009-0824


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これって つちのこ 
そんなわけないな。きっとナメクジのでかいやつだ。



7月の農場風景



最近は早咲きのコスモスがあるらしく、7月から咲いている。最近やや涼しい夕暮れに
なり、ちょっと秋の雰囲気を味わえるようになってきた。



8月下旬の農場
もうすぐ秋だなー

 

農作業中思ったこと        2009-0811
台風は去り、午前中の雨雲から快晴とは行かないが暑い日差しがさして、久しぶりに夏の暑さがやってきた。今日も一日中摘果作業をしていた。毎日摘果をしていると、指が痛くなるのだが、最近指にフィットして、しかも滑り止めが付いて果実をつまみやすい手袋が出てきて、以前よりは楽に摘果できるようになった。農作業にはこのような小物の選定が案外重要だ。

今年は雨が多いせいか蚊の大発生にも困ったものだ。自宅周辺から部屋の中まで蚊が入ってきて我が家では蚊取り線香が大活躍している。電気蚊取りなどもあるがどうも効果があるのやら目に見えないので煙が見える蚊取り線香を使っている。

農場の周辺には狭い田圃があるのだが今は耕作放棄地となってしまって雑木が大きく育ってきている。山間部の狭い耕地では農作業を続けることは難しく、またここで農業をしていた爺ちゃんはなくなり、ばあちゃんが嫁さんと来ていたがいつの間にか来なくなり荒れてしまったのだ。

識者の皆さんはこのような状態を嘆き多くの人は農地の再生を訴える。たとえ狭い農地でも水を蓄えて自然のダムとなるから補助金を出しても残すべきだという意見だ。

だがこのような狭い農地では生産性も上がらず、もし新規就農者の皆さんが入植したりすれば苦労するのは目に見えている。このような狭い農地しかないところは自然に戻すことを考える事の方が大事ではないだろうか。
たとえば棚田100選に選ばれるような特殊な場所は別として、この狭い農地で機械も入らず重労働をする人はいないしもし私だったら入植に反対すると思う。

別に農地でなくても自然に戻してやればそれなりに環境には良い効果が期待できると思う。戦後開発、開発で自然破壊を続けてきたのだからここらで積極的に自然に戻す工夫をすることを農業を辞めた人や行政は考えるべきだろう。

 


台風襲来前夜     2009-0809
梅雨が明けたと思ったら、早くも台風が明日やってくるらしい。最近の天候はいかにも荒々しく今回も300ミリの雨が降る可能性があるとラジオが予告している。以前の農場ならこれほどの雨が来るとずいぶん心配なものだったが、今は以前ほどではない。かつて除草剤で草は枯れて、土が表面にあふれ大雨が降れば、土を流して溝のようになっていた。しかしいまは春先から一回草刈りをしただけだから、みかんを囲うように大草を生やして表面の土壌流亡がかなり防げるのだ。我が家の大草を見れば皆さん眉をひそめ惰農の証明のように言われそうだが、これが実にいい効果を出している。

みかん作りの教科書を見れば,草生栽培は草が30㎝も伸びれば草を刈るように書かれている。また夏場は草が生えていると草から蒸散して乾燥するから草は刈っておくよう指導されている。実際草生栽培にしてみると言われるほど乾燥することはなくかえって雨後の湿気は草から蒸散して早く蒸散して土を乾かすから、味のためにはいいのではないかと思う。今は明日の大雨が少しでも軽いものであることを祈っている。

 

8月の梅雨      2009-0802
少し前に買い込んだスポーツ飲料が置き場もなく台所でじゃまをしている。今年はあまり飲む機会がないのだ。今日も前夜の雨でビシャビシャのみかんの樹で果実を落とす作業をしている。いつもの年のような暑さの中での作業よりは若干楽かなとは思うものの、そろそろ晴れてくれないと予定がくるってくる。みかんの品質面は8月9月にしっかり晴れてくれれば問題ないけど、予定の防除時期は既に過ぎている。草は猛烈に伸びて、追っつかないというか、すでにあきらめて伸びたいように伸ばさせている。これは有機農法的に栽培しているものの強みだ。草の下の土はとても豊穣だ。

世間は選挙戦に突入して騒がしい。前回の選挙では小泉マジックに踊らされたが、今回は冷静に自民党がこの4年間で何をしたか、貧富の格差が急拡大、社会保険庁の体たらく、使命感をなくした政治家たちの酩酊、あげればきりがないほど目も当てられないこの惨状を、いち有権者の私はしっかりと見据えて投票に望みたい。ちょっと楽しみな選挙戦でもありアメリカのオバマ大統領のように、はたしてチェンジとなるか。チェンジしたいものだ。

 

 変わる      2009-0610 
今も変わらない

道が変わっても
季節が変わっても
花が変わっても
お店が変わっても
コーヒーが変わっても
何も変わらない
日々の暮らし

変わることをおそれても
変わりたくなくても
変わってゆく自分
変わってゆく身の回り
変わってゆく心
変わってゆくあの人

変わることと
変わらないことの
どちらを選んでも
選べない変化の方が
形をかえて現れる

日常の移り変わりを
楽しんで
今日も変わらない作業に
取りかかる

 

 

春のこのごろ          2009-0425haruzatu.jpg
春のちょっと手前から
春香る季節へ
農場周辺の雑木が新芽を本格的に出して
これまでの黒い枝が徐々に覆い隠され
柔らかい緑のトンネルが完成に近づいている
早朝の散歩には猫も一緒について来る

そうなると仕事が次々と押し寄せる
剪定から始まって越冬中に痛んだ施設を整備して
日陰になる樹を切って
前日から今年始めての薬剤散布をと思っても雨でままならない
一般の半分以下の散布回数なので
散布するタイミングは非常に重要だ
つまりぎりぎりまで散布を押さえているから
少ない適期に散布したいのだけどなかなか自然は気ままだ
あせりつつ雨だからしょうがないとあきらめている

雨で今日はホームページのリニューアルに取り組んでいる
ネットの達人からスタイルシートの勉強をしてその成果を出しつつ
今回はスタイルシートでデザインされたページに変更した
これまでより落ち着いた画面になったような気はする
これからも収穫時期まで細部を詰めていきたい

<a href="http://www.imikan.net/</a>
4年前に産業支援センターで開かれたEC塾でネット販売の基本を学び
もうそろそろ実績を出したいと思うこのごろだ

 

畑の主役       2009-0406


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春のちょっと手前から
春香る季節へ
今日やっと春が来た実感
そんな気がしたのだ
桜周りの雑木を切って
主役をはっきりさせた
今度は
畑の主役にがんばってもらおう

 

山口薫展     2009-0214
三重県立美術館で山口薫展が2月22日まで開催されている。幅広い人気がありテレビでも放映されたそうで、平日にかかわらず県外からもたくさんお客さんが来館している。

薫の描く少女の顔はほとんど黒く塗り込められたり、一部の記号のような線であったり、面であったり、顔の形なんてほとんどない。しかしその少女の周辺からは詩的で叙情的、かつてどこかで体験したような懐かしい薫りがたちこめる。いったいこの魅力の秘密は何処に隠されているのか。かつて知り合いの画学生が彼の絵を眺めながら、魅力の秘密は解明できたとシャイな笑顔を見せていた事を思い出す。

私もこの絵の魅力の秘密を探るべく絵の前にあるベンチに座って眺めているうちに、そんなことはどうでもよくなりただ山口薫の世界に浸っている自分に気がつく。写実的な絵を描くことには全く無頓着でその傾向は初期の絵からづっと続いている。絵の本質を突いた魅力、であり彼しかできない抽象と具象が入り交じった独特の世界なのだ。

20年以上以前にどこかの美術館で見た絵を今回再び見ることができ懐かしさと、今度どこかの美術館で再会出来ることを望みつつ、やっぱりいい絵はいいと思わされたすてきな今日だった。

 

モクモク手作りファーム    2009-0211


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モクモクファームは農事組合法人として伊賀豚を原料に手作りハム工房から出発して、今では農産物の生産、加工、レストラン、子供たちへの食育、消費者と生産者が共に研修加工するなど手広い農業総合サービス産業となつりつつある。


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平日で冬場の農場だが、ちょうどミニ豚の演技を見る人たちがたくさん集まっていた。周りの枝の下には別の豚がゆったりと寝ている。それからニュースステーションだったと思うけど、取材に訪れていた。そのうち放映されるそうだ。

 

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ここで午後1時から東海ブロックの農業士研究会が開催され、モクモク手作りファーム代表社長理事の木村修氏の講演を聴くことができた。 木村氏は以前の経済連勤務の頃、豚の販売にたいそう苦労し、一部のブランド産地以外は全く相手にされなかったことが現在のモクモクファームを設立した強い動機付けとなった。その後ファームを立ち上げた当初は、販路をいかに確保するか、大変な苦労だったようで、それをもとに販売チャンネルを多く持つことが必要だと実感したそうだ。ただ農産物の販売だけでは農家は豊かになれない。農産物を加工、付加価値をつけて自らが販売をする事で多くの仲間も豊かになることを目指した。そして今では年商40億を越え全国各地から若者たちが人間性を取り戻し、共労の農業を目指して就職してくる。ここには人間を物のように使い捨てる大企業から転職してくる人もいるそうだ。
現在木村氏が力を入れていることは子供たちへの食育だそうだ。子供たちが日本の食を体験することでいずれ日本農業の応援団となってほしいと願っている。

 

  カラス                2009-0123
とぎすまされた寒空の
高い木の枯れ枝に
カラスが一羽留まっている
寒風は容赦なく吹き付けて
みかんの枝が揺れている
細い枝にしがみつくカラスも揺れている

カラスの厳しい視線は下に向いている
そこにはみかんが落ちている
みかんの距離と私との距離を測っている

かすかに聞こえてきた車のような騒音に
待ち人が来たかと視線をそらした
荒涼とした冬の道にその気配はない
風のざわめきが聞こえるだけ

視線を戻すと
カラスとみかんは消えていた

待ち人は現れない

 平和ぼけ     2008-1208
結構楽しんで見ていたNHKの「篤姫」も残すところあと一回になってしまった。それにしても勝海舟や篤姫の尽力で江戸城の無血開城が実現した訳だが、もし江戸城の侍たちが織田信長や豊臣秀吉が活躍していた戦国時代の侍たちだったらはたしておとなしく開城に応じただろうか。たぶん武士のメンツや意地にこだわり、徹底抗戦を貫いたのではなかろうか。万が一そのようなことになっていたなら、江戸の町は火の海になり、多くの犠牲者が出て、場合によっては当時の中国のように、外国の植民地になっていたかもしれない。

実際には江戸城の侍たちはおとなしく武器を手放し、新しい明治の時代を無事迎えたのだ。なぜこんなにスムーズに無血開城が出来たのか。おそらく徳川幕府約300年間大きな争いもなく平和に暮らしてきた人々は、いざ戦う必要に駆られた時、平和のありがたさをひしひしと感じたのではないだろうか。戦争の理不尽さ残酷さに身震いしたかもしれない。徳川の侍たちは平和ぼけしていたとは言えないだろうか。

よく威勢のいい評論家たちは日本人は平和ぼけしていると非難するが、平和ぼけ出来る事の幸せを感じた方がいい。敗戦後戦争をしなかった国は日本など数カ国に限られそれ以外の国々は何らかの戦争をしてきたのだから。

 

全国担い手サミットinみえ     2008-1107
鳥羽国際ホテル、午後6時前、全国の農業者が100余名、その周りを報道関係者、SP、県市町村の関係者等100余名が取り囲む。まさに農業者はかごの鳥状態。超緊張、いきずまるような沈黙。そこへ皇太子殿下がにこやかな表情で入場された。

11月13日に行われた全国担い手サミット全国大会のひとこま。全国から約2000名の農業者が集結、皇太子殿下の御臨席のもと全体会が県営サンアリーナで開催された。夕方からは三重県下7地区に別れ、懇親会が開催され翌日は各地域で現地研修会となった。そしてこの伊勢地区の懇親会開催場所、鳥羽国際ホテルでの会合に皇太子殿下がご出席頂ける事となったのだ。さすがに日本最強のVIP皇太子殿下、朝から金属探知器は三回くぐり、身分証明書も2回チェック、ホテルに入る際には携帯電話まで預かりとなった。(さすがに携帯電話までは過剰反応か)

最前列には知事、農林副大臣、地元鳥羽の木田市長各種団体の長、担い手表彰された田中さんの顔も見える。30分間前列で皇太子様との懇談が行われ、後席の私は熊本から出席されたミカン栽培農家のお二人とミカン栽培についての情報交換に話が弾んだ。「そう、人生は出会いと決断なんだ」と思えるひとときでもあった。皇太子様がご退席さるとともにマスコミやspは一斉に引き上げ、ここからはわいわいがやがやの食事タイムとなり、鳥羽国際ホテルが用意してくれた地元食材を使った料理を味わいつつ、たのしい懇親会となった。

 


朝市出店     2008-1102
今日一年ぶりに今浦の朝市にミカンを出店。村の衆はすっかりお客様への対応にもなれて、明るい笑顔で対応いている。朝8時開店と同時に大量のお客様がなだれ込む。早いうちしかない商品がある。大きい魚をゲットするには一番に並んで手に入れるしかないのだ。野菜だって早く買わないとどんどん売り切れてゆく。私のミカンは重いから購入は最後になる。皆さんのお店が混み合っている時は暇そうに眺めている。そして30分くらいたつと徐々にミカンを買って店を後にされるお客様が出てくる。

今浦は100戸程度の小さな村で、村で子育てを終えた女性を中心に始められた朝市は、8時から10時までの短時間ではあるが、前半は常連のお客様中心となり、それ以降は旅館などに泊まった観光客の皆さんが来店されることも多くなってきた。9時も過ぎると、かなり売り切れてしまった店もあるが、今日は牡蠣のみそ汁が振る舞われ、ここの駐車場でそのまま朝ご飯なんてお客様もいた。

いつもながら村のおばちゃんたちは元気でにぎやかだ。閉店時間になると売れ残った珈琲や、ぜんざいを囲んでさらに談笑が続く。わたしはそれぞれの店で買った野菜を持って今日の朝市を終えた。

 

ここしばらく     2008-1027
ここしばらく気がかりだった問題も一応の決着がつき、やっとブログでも書くかという気持ちになった。大体ネガティブな気分の時にはブログは書けない。落ち込んだ暗いブログなんて誰だって願い下げだろう。仕事に追われていても書けない。いったいいつ書くか。やはり書こうと思わせられる刺激があった時だ。今日は懸案が片づき、いつもいい刺激をくれる情報にも会った。

そうそう最近のあまりにもちょっとした出来事として、私農水省の情報交流モニターてやつをやっているのだけど、今回のモニター依頼書、いつもの印刷物なのだが下の部分に農林水産大臣「石破 茂」と直筆のサインが入っていた。(おそらく本物じゃないかと思う)すいません私自民党を応援していないのだけど、まんざら悪い気はしないでもない。ちょっとした気配りが相手に好印象を与える事を実感。大臣にしてみれば職務にかける意気込みを現したということだろう。ネットショップオーナーとしてはこれくらいの気配りは必須なのだが、なかなかうまくできないお山の大将だ。

それにしても早生ミカンは少ない。お客様には申し訳ないのだけど、開店即販売終了となりそうだ。晩生の青島ミカンは十分あるので正月向けの12月下旬には販売を開始したいと思っているが、果たして酸味がどの程度抜けてくれるか。ことしもちょっとまだ酸っぱいですけどとおことわりをして販売することになりそうだ。

 

秋の始まり    2008-1011


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前夜巨人が優勝し、後半の強さは「すごかったなー」と思うものの、私は一応中日ファンだから私の関心は遙か以前からクライマックスシリーズに関心は移っている。それにしても、もしこれで10ゲームも引き離された中日が第一第二ステージに勝って、日本シリーズに出場するようなことがあれば、私は中日ファンだからいいけど、世間がそれを許すのだろうかと心配になる。

現在の鳥羽の気温は21度、小雨が降っているがこれから晴れてくるらしく、外は明るくなり始めている、えのころぐさ等の秋草が露の重さに頭を垂れている。あの暑かった日々は何だったんだと思えるほどだが、まだ南の方は30度近いのだろうし、北はもう冬のたたずまいが始まっている事を考えると本当に長い日本列島だ。とりあえず今暮らしやすい鳥羽市は秋の名も知らない虫が鳴いて、まだ紅葉は始まっていないが、これから農場に点在して植えているモミジや銀杏の紅葉を考えると待ち遠しい。

農場では9月の農薬散布を最終としているので、黒点病の予防のためにも枯れ枝切りを行っている。苗木は秋肥の施用、一部極早生ミカンを収穫して近くに届けることもある。今は淡々と作業をこなしている。例年と変わったのは電気柵を設置したので毎日、朝見回りに出る。少し油断をすると枯れ枝が線の上に乗っていたり、線がたるんだりしているので毎日見回りが欠かせない。今日は電柵のバッテリーがダウン、予備の電池をつなぎ回復させる作業に追われた。この見回りが意外に健康にいいようだ。毎日1キロくらいは電線に沿って歩くのだから、日々変化する農場の様子にあらためて驚いたり、観察の重要性を感じたりしている。

 

農場の9月 台風13号の後     2008-0920


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台風一過澄み切った空気が農場入り口をつつむ。朝の見回りで幸い大きな被害はなく、せいぜい水源の掃除が必要になる程度で、栗も落果するには早く無事樹に残った。

今日はなぜか見回り中蛇と何度も出会った。最もいやな蛇のマムシとは10センチに接近するまで気づかなかった。危なかった。最も、マムシは毒蛇としてはおとなしい蛇でだいたい人間に気づかれないようソーと逃げていく。ただし踏んづければその限りにあらずと言うことだ。いつもなら、成敗するところだが、今日は適当な武器も持っていないし、以前、足でふんづけようとして失敗、噛まれた人がいたのでそれはできない。それにとにかく噛みつかなかったので今日のところはそのまま逃がす。きれいに草を刈っておかないとやばい。

みかんの早い品種は酸っぱいながら、食べられるところまできている。とくに仕事をして汗をかいた後などの疲労回復剤としてはなかなかいいものだ。まだお客様に出すには、少し酸っぱすぎるが、販売できる時期ももうそこまできている。忙しさと緊張と喜びの季節となる。

 

総裁選に思う     2008-0920
自民党総裁選も後二日ということらしい。何ともばかばかしいこのイベントで主役として出ている5人は小泉前首相の内閣で大臣を務めていた事を、小泉前首相自身がいかにもうれしそうに語っていた。だとするならこの5人は総裁候補に出るなんておかしいのではないか、まず小泉、竹中構造改革路線のやり方を誤ったせいで、これほどの格差社会を招き、年金はめちゃくちゃ、医療も、後期高齢者なんて変なネーミングの制度もめちゃくちゃ。この5人はまずこの不始末を国民にわびる行脚をするべきだろう。


ラジオ体操    2008-0916
最近ちょっとした変化があった。ラジオ体操を始めたのだ。これまでは寝床で放送を聞いたり、起きていても聞き流すだけだった。それが突然何となく始めたのが、そのまま今日まで続いている。おそらくラジオ体操なんて20年以上したことがなかったと思うから、初めはアナウンス氏の説明を聞いてもなかなか思い出せなかった。しかし回数を重ねるうちに徐々に思い出し、最後まで思い出せなかった第二体操の二番目の動作も、今日ふっと浮かんで、ほぼ完全にできるようになった。

何で体操をする気になったのか、意識していたわけではないが、最近どうも生活にメリハリがなく規律が乱れてきていると感じていた。夏の猛暑で日中は室内で、やや日差しが陰ってきてから仕事につき、適当な時間で仕事を終えるというルーズな日々となってしまっていた。そんな時決まった時間にピシッとする体操はこれから、みかんの収穫で忙しくなる前哨戦のようなもので、6時30分少し前からストレッチなどで体をほぐすようになって、朝の気分の良さも手伝って欠かせない行事となってしまった。飽き性の私も当分は続きそうな気がする。

 

熱い夏      2008-0814
毎日の猛暑にほとんど思考停止状態、決まった作業をひたすらこなす日々
そんな中でも毎日現れる猪は元気そのもの、去年から枝を折ることを覚え、まだ果実も青い8月の今時から枝を折っている。だが猪よ、今年はおまえたちのやりたい放題にはさせない、すでに電柵を一台、さらにもう一台購入予定だ。試験的に設置した電柵のポールはすでに2本折られたが、猪の進入被害は見られない。これなら何とかいけるかもという期待は高まっている。これから広大の農場全面にどのように電線を張るか検討中だが、もはや害獣対策なしに農業は語れない時代とあきらめ、徹底抗戦を貫くつもりだ。

オリンピック真っ最中、比較的冷静な目で見ている私も北島選手の100メートル平泳ぎには熱くなった。一流を超えた超一流選手の出した結果のすごさに感嘆。そんな中三重県出身の野口みずき選手の出場断念の報が流れた。彼女も強い責任感と周りの期待に応えるためひたすら練習をして、無理をしすぎて肉離れとなってしまったようだ。

彼女が高校生の時すでに伊勢ではすごい選手だという話は聞いていた。伊勢のスイミングで故障のリハビリでひたすら歩いている姿をよく目にした。楽しそうに泳いでいる周りの人たちをよそ目に、まるで求道者のような寡黙な姿に、そこまてしなくてはいけないのかなと、凡人の私なんかは思ったものだったが、アテネで見事にその結果を出した。彼女も超一流選手、今回の経験を生かして再起してくれるはずだ。今はケガの治療に専念して、元気な姿を再び現してくれることを願っている。

 


酷暑の中の休日    2008-0727


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最近のビデオショップではビデオが100円なんて低価格で販売されている。とうとうすべてDVDに置き換わるみたいだ。それは当然だろう、画質はいいし、スペースも取らない、保存もしやすい。我が家のビデオ再生機は比較的新しいので、当分使える。買ってしまえば、返却に来る必要もないので、時々は100円ビデオを購入。今日はオードリー・ヘプバーンの「パリの恋人」を、ポンコツで冷やさないエヤコンをあきらめて35度の部屋で身動き一つしないで見る。少しでも動くと汗がひっついて 気持ち悪いからだ。

オードリーが気持ち良さそうに歌っている。はて、たしか彼女は歌えないはずだが。声の質と歌声はよく合っている。不自然さは感じない。

ビデオの合間には姜尚中(カン サンジュン)さんの「悩む力」を読む。社会の価値観はかつてのように同じではなく、自由や情報を得た人々は、自我が強くなり昔の人々より遙かに悩むことが多くなった。その悩みが爆発してしまうと、秋葉の通り魔のような事件をおこす。その意味では現代人は病んでいるのだ。もちろんそのような事件をおこす人はまれかもしれないが、現在悩みを抱えている人も、抱えてないあなたも一読を。

 

篤姫     2008-0714
「最近のテレビドラマはおもしろくない」こんな事をいうと、ようするに「年を取ったてことやね」といわれそうだが、始めを少し見ればああ、あのパターンのドラマだと大体結末までわかってしまうような、まあ水戸黄門さんの印籠のような番組が増えたような気がする。

そんな中で実におもしろいと思いながら、熱心に見ているのがNHKの「篤姫」これは大河ドラマにしては、若い人も見ていると何かで読んだが、やはりおもしろい。この篤姫さん、島津家の遠い親戚に生まれて、本家に養子に入り、京の公家さんの養子を得て徳川の嫁はんとなる。あの江戸時代に薩摩の片田舎から江戸に出て13代将軍の嫁となる出世物語だけでなく、江戸幕府から明治新政府に移管するまっただ中で女の一生を全うする壮大な歴史、人生ドラマだ。

このドラマをつらぬくキーワードは篤姫が薩摩の片田舎に住む時のばあやが行った言葉「女の一生は一本道」(ちょっと時間がたったが、そういうニュアンスだったと思う)
現在の社会では、楽な道ばかりを求めて享楽的な方向に向かう人もいるかもしれないが、今現実にこういう一本道を進行中の女性も多いのではないだろうか。この道は楽ではないかもしれないけど、生きている実感を大いに感じて、おそらく人生をなめていない生き方、真剣な生き方をしている人だ。

現代の複雑な社会では、とうてい一本道では足りないかもしれないけど、うまく対応して乗り越えていってほしいものだ。
彼女たちはどんな壮絶な一本道のドラマを展開するのだろう。期待と固唾をのみ、エールを送りたい。

 

農場にて     2008-0625


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深夜にどこからかぴーぴーと鳴り出す。どうやらバックの中から鳴っている。携帯の電源が切れたようだ。最近はこういう事が多い。冷蔵庫の閉め忘れ。洗濯機のふたの閉め忘れ、便利だがうっとうしい。おかげで深夜に携帯の充電をする羽目になった。

朝からアジサイを植え替えたり、施肥をしたりと農作業以外の園芸に精を出す。前年の猪の被害に懲りて、目の届く鉢に植えたキュウリやオクラも順調に育っている。キュウリやカボチャの花もインパチェンスやキンギョソウとともに綺麗に咲いている。もうじきオクラの花も咲き出すだろう。オクラの花は園芸用の花としても十分いけそうな気がする。

昨日畑に行って農場を見渡すと、黒々した猪がこちらを伺っている。「コラッ」と大声を出すと草むらに退散したと思ったら、十数匹の猪の大群が道路に飛び出して一目散に逃げ出した。大きな猪か2匹とうり坊くらいのが数匹、さらに小鳥が逃げているのではと思うほど小さな猪の大群が隣の茂みに逃げ込んでいく。見ているだけならかわいいのだが、こいつらが秋になって、みかんに襲いかかるのかと思うと相当憂鬱。

ミカン園の一部で、そうか病が発生、前年からボツボツ出始めていたものが、今年の4月、5月と雨の日数が多かったことで発生量が増えたようだ。これ以上増えないように病害枝の剪定をして、取り除くとともに風通しもよくした。最近は異常気象は当たり前なので以前の経験が役に立たない事も多い。日々観察して早期に対策を立てないと、とんでもないことになってしまう。

 

衝撃の事実     2008-0616
アメリカでミツバチがある日消滅してしまうという衝撃の事実が最近NHKのテレビで放送された。原因は単色の作物に占有された農場では、多様な植物からの収集ができなくなり、その結果ハチの免疫力が極端に弱くなってしまう。また花粉に大量の農薬が含まれ、これも免疫力を弱めてしまった結果、突然ミツバチが姿を消してしまったようだ。アメリカの取った対応策は、このようなストレスに耐えるより強いミツバチの育成を目指すというのだ。まさに力には力で、というアメリカ流が貫徹されている。

ここには
   多様性のなくなった生態系を元に戻す
   免疫に影響を与えている農薬(たしかネオニコチノイド系)の使用を控える
といった考えは無視されてしまうのだろうか。

このミツバチが消滅した事実はミツバチだけの話なのだろうか。今後農業生産はどんどん工業化されていくだろう。土もいらない。お天道様も必要ない。野菜は密閉された室内でどんどん工業生産されるようにラインにのって出てくる。牛や豚も小さなゲージの中でむりやりチューブで餌を胃に流し込まれるなんて日がやってくるのかもしれない。またアメリカの大豆の大半は遺伝子組み換えとなり、そうでない大豆を日本が確保するのが非常に困難になってきていることも伝えられている。

科学技術の進歩は人間に幸せをもたらす場合と不幸にする場合もある。人間性の喪失となって私たちの周りに押し寄せてきているように思えるのだ。「安定した食料の供給は必要だから遺伝子組み換えでいいではないか」とは私たち日本人は、思わない人たちが大半だから、なんかほっとする事ではある。

 


農作業中    2008-0530
農作業をしていると「トッキョキョカキョク」と鳴き声が聞こえてくる。どうもホトトギスの鳴き声らしい。深い渓谷に響いてくるようなすんだ鳴き声だ。驚いたことに鳴き声が空中を移動している。近くではウグイスの鳴き声も聞こえてくる。農作業には格好の季節だ。毎日行ってきた摘蕾も摘果に変わってきた。今花の状態で残っているのは遅花で、味のよいみかんにはならないから摘蕾する。

今日は今年初めてのマムシも見た。納屋の付近にはでかいスズメバチも飛んでくる。室内に入ってきたものは「フマキラー」のようなスプレーで撃退する。スズメバチ専用ではないので成分が薄いのかやや効きにくい。離れたところからスプレーを相手に噴射しながら近づき、近くで液が完全にかかるように吹き付ければスズメバチもお陀仏だ。これはあくまで室内に入ってきたときだけで、農作業中は相手にしなければ、襲ってくることはまずない。ただし巣の近くでは別で、気づかず草刈りなどをしていると、とんでもないことになる。できるだけ先に巣を見つけておいてそこを避けるのが一番だ。

農場では気持ちのいい季節だが、危険も結構あるのだ。毎日農作業を行っているうちにいつしか危険を避ける「勘」もできたのだろう。

今年はいつもの年より雨が多いようだ。夜にはまた雨が降ってきた。

 

 

サマータイム     2008-0529
最近サマータイムの導入に関するニュースを聞いた。我が農場では自然とサマータイムになってしまう。夜の明けるのが早くなるとともに作業開始時刻も早くなる。朝の農場は空気もすがすがしく気持ちのいい作業ではあるが、日の暮れるのも遅くなるから、終了時間まで遅くなってしまう。現代的な企業農家からは相当立ち後れている我が農場ではある。

それでも農業の場合は雨が降った日に骨休みをするとか、猛暑になれば昼の休憩時間長くするなどの調節ができるからいいと思うのだが、会社などでサマータイムが実現されたら残業時間が増え、勤労者はますます労働過重状態に拍車がかかるだけのような気がする。環境にやさしいとの意見もあるが、仕事を終えたあと寝ているわけではなく、結局何らかのエネルギー消費は止まらないから、それほどの効果はないのではないか。

基本的なリズムは変えないで、それぞれ会社の事情で就業開始時間と、終了時間を早めるような個別に臨機応変な方法をとればいいのではないかと思う。大体今の内閣は庶民には負担を背負わせ、大企業、勝ち組にやさしいから油断がならない。

 


変わらない日々    2008-0510
30度近い昨日の気温から今日は15度くらい
今年の4月から5月上旬は雨が多い
相変わらす極端から極端に変わる気候の日常化した日々が続いている

毎日去年の繰り返しの作業とも思える中で農場は日々変わってきている
周りの木々は年々伸びてもう少しで緑のトンネルになりそうだ
一昨年植えた紅葉も大きくなってきた
銀杏はみかんの大きさを追い越した
みかんの木も一時の落ち込みから回復してきた
去年とは空気が違う

そう言えば
2~3年(1記憶が曖昧なので幅を持たせて)もたてば人間の細胞のほとんどは
入れ替わるそうだ
少なくとも
2~3年前の人に偶然町でバッタリなんて時
その人の組成はほとんど違う人
でも心配はいらない
ハートはそう簡単には変わらないから
そうであってほしい

あっ
でも忘れていてほしいこともあるか

 


鹿害のその後   2008-0501


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鹿に葉をほとんど食害された苗木に新しい芽が力強く発生してきた。台木がヒリュウということもあって、花芽も相当多く発生しているため、これから摘蕾作業にかかる。


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鹿が食害した証拠として農場に落ちていた鹿の角。


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静かな日     2008-0427
ここしばらく静かな日を過ごしている
仕事に向かっている
剪定があと少しで全園終了することも力ずけられて
しいていえば何かを待っているような
具体的に何かあるわけではないが、それでも待っている
そのためひたすら仕事をする
春爛漫周りの山々は目いっぱい膨らんで
気持ちの良さとも仕事に向かわせる理由となっている
そして今日予定より早く剪定が終了
全園終了ヤッター

月末になりガソリンの再値上げもそろそろ気になりだした時だったので
タンクを満タンにしょうと町へ出る
再びガソリンを値上げするなんて、とんでもない
今時通る車もないところに高速道路を造ってなんになるのだ
こんなくだらないための値上げはお断りだ
環境をよくするために役立てるとか
ワーキングプア、フリーターのための施策を実施するとか
後期高齢者制度を廃止するために使うとか
産科を増やすとか
もう少しましなことに使うのなら再増税も納得するのだが

 

気持ちのいい季節     2008-0421


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1年の内で最も気持ちのいい季節となってきた。普段は引っ掻いたり噛みついたりと散々てこずらせる猫のミッキーも、今日はおとなしくカメラの前でモデルを務めている。小鳥の鳴き声と、近所の田圃からカエルの鳴き声が競い合っている。

 

発芽     2008-0414


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ミカンの遅い芽がやっと動き始めた
その前に桜は満開をすぎ、
山吹が今盛り
ツツジも少し開き始めた
周りの山は明るい緑で覆われてきた

そんな時全く病気知らずと思っていた人が治療に入る
全く想定外の出来事
一つの試練
多くの人はそれを乗り越えて今がある
今は病気に立ち向かってほしい

農場ではミカンの若木が鹿に葉をすべて食べられてしまった
少なくとも一年は遅れるだろう
さらにこれからは猪だけでなく鹿の対策まで必要になる
自然の厳しさを改めて知らされる

多くの困難の時
 「風になってしまいたい、ではなく、風になる、という立ち向かい方。
 風になってしまいたくても、自分で風を選ぶという向かい方」(カオル)

このような積極性が好きだ
自分の求める方向に進もう
ミカンの芽も力強く動き始めた 

 

みかん園で焼き肉   2008-0331


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鳥羽奏耕園・前川農場にネットの仲間が来園
ようこそ みなさん 
伊賀から<a href="http://www.charaway.com/">自転車通販</a>の林さん 
<a href="http://www.mukuya.jp/">無垢屋</a>の辻本さん 
<a href="http://www.nicofee.com/">バルーンアート</a>の山下さんとお嬢ちゃん、スタッフの平見さん
<a href="http://www.umedaen.jp/">梅田椎茸園</a>の梅田さん
皆さんのネットにかける熱い思いを聞き
伊賀の肉を食って
椎茸を焼いて
桜は後少しだけどバルーンの花が農場に咲いた

 

神島   2008-0309


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鳥羽には大小様々な島がある。人々が日々の暮らしをしている島は神島、坂手島、菅島、答志島(答志町、桃取町、和具)の四島である。その内、神島は孤高を保って私たちにロマンを感じさせる存在感の大きい島である。
写真は鳥羽市国崎町へみかんの配達に行ったとき見た神島である。右の方には伊勢湾対岸の渥美半島が見える。鳥羽港から14㎞、渥美半島の先端伊良子岬との距離はその半分くらい。この伊良子岬と神島の間の狭い海峡を伊勢湾に入る船、出る船のほとんどが通りすぎる。波の荒いここはもう太平洋なのだ。
「歌島は人口1400、周囲一里に充たない小島である」三島由紀夫の神島を舞台にした小説「潮騒」が新潮社から出版されたのは昭和29年だった。その1400名いた島民は現在500名を切るところまで減ってきている。島の行事も支障を来すほど人は減ったが、懸命に島を支え守っている500の人々が住む島。そう言った方がいいのかもしれない。「久しぶりに神島に行ってみたい」そんなことを考えながら農場に帰った。

 

春になれば     2008-0222
今年は久しぶりに冬らしい寒さが続いて、ちょっと「ほっ」としながら、今日は春のような日差しとなり、もうすぐ春なのだ、そんなうれしさが体に力を与えてくれる。そして暖かくなると、春の仕事が目白押し。剪定、春肥の施用、みかんの移植、そんなことを考え出すと頭がパニックになるので、一個一個こなしていこう。前々日日始めた有機質資材の施用は早速ブレンドキャスタの故障で部品待ちとなった。

昨日でみかんの市場への出荷も終了した。大部分は市場出荷ですませた。特選の部分はネット用、それ以外に年末から始めた朝市用が少々残る。今日からはこれまでみかんの収穫に使って、そのまま仮置きしていたコンテナの収納を始めた。約1000個くらいはありそう。これまでみかんを貯蔵していた倉庫に収納する。完了には2日ほどかかりそうだ。

春になれば仕事以外でやりたいことはいっぱいある。

 


ファシリテーション講演会     2008-0203
最近三重県津市での研修講演会に参加した。「リスクコミュニケーション育成講座」といってもリスクコミュニケーションそのものの研修ではなく、各人のコミュニケーション力の養成といったところで、神戸まちづくりワークショップ研究会代表世話人の「西 修」さんの指導によりファシリテーション(集団による知的相互作用を促進する働きー日本ファシリテーション協会による)のスキルを磨く研修が行われた。これまでの縦型社会から横型の水平な関係に移ってきた今日にあって、その中でいかに全体の合意形成を求めるか、いかに共感と納得を全体から得ることができるか、そのためにファシリテーションが必要となるわけだ。私にとって部分的にはわかっていることもあったが、ある程度体系的に、しかも実際に模擬ではあっても経験できたことは大きな成果だった。一日行われたこの研修でただちにファシリテーション力がつくものではないが、これまでよりは多少はうまくできるかもしれない、何か発言するときちょっと考えるかもしれない。そんなことを感じる研修会だった。

 

村の朝市       2008-0117
正月明けから比較的暖かい日が続きいていたが、ここにきて本格的な寒さが戻ってきたようだ。

最近の私の新しい挑戦、というほどではないけれど、村の朝市に参加し始めたことだろう。これは今浦の婦人会のメンバーが村にもっと活性化させたいという強い思いで始めたもので、第一と第三の日曜日に朝7時から9時まで行っている。鳥羽市もまた前市長さんも熱心に支援をしてくれている。まだまだ始まったばかりだけど、早朝7時にはお客さんが店にあふれる。早く来た方がいいものが安く買える、そんなことをお客さんたちは知っているから開店時がもっともにぎわうのだ。

売られているものは、漁村の魚から今は海苔、アオサ、牡蠣、会場の外では実際に牡蠣を焼いている。村のばあちゃんが作った漬け物類、大根から野沢菜漬け、私にはよくわからない野菜で漬けたものまで、また村のお年寄りが昔から作ってきていた、わら草履なんかも売っている。そしてこの朝市を運営している婦人会の皆さんは牡蠣飯とか、おこわ、ぜんざい、コーヒーなんかも販売、一部はサービスとして無料提供している。これからみそなどの農産加工品も取りそろえたいと、難しい保健所の許可を得るためにどうすればいいのか、などと勉強しながらがんばっている。私もネットで販売している特選のミカンではないけれど、格外品からいいものまで幅は広くそろえるようにして用意されたテーブルに並べている。

このようなお客さんと直接ふれあい販売すると、これまでは気がつかなかったような問題点や提案までお客さんから教えられる。、またお客さんたちも、この小さな朝市を応援したいと熱心に通っていただき、村のばあちゃんたちは、もうけよりそのようなお客さんとのふれあいが楽しいからがんばっている、ということが多いように感じる。

 

明けましておめでとうございます      2008-0101


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新しい年が始まりました
人それぞれの2008年
去年をリセットして今年を迎えた人
去年のさらなる上積みを目指す人
去年悲しい思いをした人
前進しましょう
悲しみと少し距離ができるかもしれません
2008年 平成20年を出発進行
夢 希望 環境を守る 仕事 放浪
やりたいことに向かって 
前進しましょう

本来休みの日だったが、朝からの曇りがちの空を見て考えが変わり農作業に、休みは前日のようなガンガンに照りつける猛暑の日にしようと思う。おかげで少しはむせるものの快調に仕事は進んだ。果実も直径2センチ近くなり摘果をするにはちょうどいい大きさになってきて、いよいよ本格的な摘果シーズンとなる。今年はおそらく全国的に表年となって生産量も多いものと予想されるので、いいもの以外は採らないように摘果を徹底させたい。

夜お茶を飲もうと台所に出てみると、ガラスの窓越しに懐かしい蛍の光がついたり消えたりと輝いている。しばし電灯を着けるのをためらいその輝きを見ていた。蛍の光を見るのは久しぶりで、今浦地区の河原ではいるとの噂を聞いていたが、農場で見るとは。この付近全体に自然が帰ってきている証拠か。

 

 

やっと少しこのMTブログの構造がわかりかけてきた。これまて゜不思議だったのが、このブログのスタイルシートがいったいどこにあるのか、探しても全く見つからなかったのが不思議だった。それがどうやら既製のテンプレートを利用しているとスタイルシートはリンクされていない事がわかり、トップページのHTMLにスタイルシートへのリンクを結ぶ必要があったのだ。ためしにリンクしたスタイルシートにバックイメージをブルーに変えてみたら見事成功。とりあえず大きな疑問の一つが解消。後はウエッブページとブログの関係。これはわからないままでもブログには支障ないみたいだけど、気にはなる。

早くも猛暑、例年ならカッパを着て摘花作業に生を出すのだが、この強烈な日差しを避けるため、みかんの中に潜り込んで、いつもなら外部からする作業を木の内部から手を伸ばして摘花した。農業はそのときの条件で臨機応変に対応出来なければいけない。

いつも立ち会いをしている直売所「あんらく市」で大豆が売られていたので購入。ばあちゃんに一日くらい水につけておくのだぞと教わり、今朝冷蔵庫を見たらびっくり、膨張して容器からあふれ出ている。圧力鍋にとても、生ではにおいが強くて食べられない蜂蜜と、そうめんつゆとその他適当にいれ圧力鍋でコトコトと煮てみた。思ったより味が良く、これから当分食卓に一品余分に着きそう。

今日はブログ「みかんつながり」にカテゴリー「みかん農場関係」と「アート」と「日常生活」を新規追加。とりあえずはムーバブルタイプのレッスンブックどおりに進もう。いずれ全体像もわかってくるだろう。

今日の暑さはまさに猛暑だったが、やや強い風が吹いていたため幾分動きやすく、暑さの割には相当仕事ははかどった。ただ猪の電柵に絡んだ草を刈り取るため余計な作業が今年から始まっているので、さらに作業の効率化と見直しを進めたい。

imikan.netのホームページサーバーを確保でき、ブログもこのサーバー内に置けることとなったのを機会に、これまでのMT3からMT5に変更して無事インストールは成功した。しかしMT5になってより便利になった分、複雑になってなかなか全体の構造がつかめなく、感覚だけで進めるのは困難となったため大枚を払って??MT5の解説書を購入することとして、それまでは訳のわからないまま進めよう。

 

当分の間は構造が安定しないまま、試行錯誤が続きそうですが、そのうち安定すると思いますので、よろしくお願いします。

 

 

 


久しぶりのブログ    2007-1228
みかん収穫で忙しくなるから
そんな理由でブログを休んでいたら
気がつけばもう年末
例年になく今年は早く余裕ができたのに
怠け癖がついてしまって今日になった

今年収穫に来てくれた人は
きっちりと作業をかたづけてくれた
感謝 感謝
もっと仕事があれは
長くつきあえるのだが
農業の場合
農繁期と
農閑期がはっきり分かれる
案外 これを平準化することも農業の課題かもしれない
そのためには農業の企業家
となると ちょっと違う気もする
なりわいでありながら
緩やかに作業が続くような農業がいいのだが
豊かな自然を御馳走に
来年はさらに
環境に優しい農業と
偽 でないみかん作りを目指して前進したい
そうありたい

 

 

11月のこのごろ    2007-1105

11月5日
今の季節は暖かい日と肌寒い日がやってくる
そんなことを繰り返して寒くなってゆく
秋の夜長は少しずつ深まってゆく
とくに今日のような雨の日は
遙か彼方の人 友を思う
収穫間近の一日はせわしくも静かだ

11月4日
民主党の小沢さんが辞表を出す
はたして小沢さんは自民党から民主党に放った刺客か

11月1日
今は収穫準備でいそがしい
秋の夜は長いから
あれこれシミュレーションをしている
フォークリフトを修理して
選果機に注油して
農機具に不凍液を入れ
収穫ばさみを買って
コンテナを農場に運んで
収穫に来てもらう人と連絡し
ラベル シールなどの準備
箱の注文はいくつ頼むか
なんてことを考え出すときりがない

とりあえずこれからは
やりたいことは一時中断
収穫作業に没頭する

 

農場にて    2007-1006
農場から町へ出る道に子猫が死んでいた
普段人道りの少ないこの道は捨て猫が多い
わたしは極力見ないように横を通りすぎた
その時目の前を真っ白な柔らかな毛に包まれたサギが
大きく翼を開いて
目の前を通り過ぎ
上空に舞っていった

まるで子猫の弔いをするように


話はがらりと変わる
最近舛添厚生大臣の威勢がとみに目立つ
年金着服職員の告訴を各市町村に促している
今日も30万円ちょろまかした職員が指名手配されたそう
これに喝采を送る国民もいるかもしれない

しかしなんかおかしい

厚生大臣の仕事は
こんなトカゲのしっぽを切ることではないはずだ

あの6000億円も無駄使いした保険庁トップ
あっちこっち渡り歩いて1億円以上の退職金をせしめた厚生省官僚
それに群がる族議員

大臣あなたの仕事はこちらを何とかすることじゃないのですか

 


9月のみかん栽培    2007-0902
    趣味の栽培        前年の修正加筆
9月に入りますと8月までの猛暑も静まり、朝晩は涼しい日々が訪れます。みかん果実も成長して酸っぱいみかん独特の香りも強くなってきます。
摘果 今月は摘果といっても、外観の悪いみかんなどを落とす選別をかねた選別摘果となります。9月10頃果径が46ミリ以下は(地域やみかんの樹勢などにより違います)2Sの小玉となる可能性が多いと思われますので、とくに小玉がほしい場合を除き摘果します。また結果部位によって糖度に違いが出ます。みかんの樹の下部はやや糖度が低い傾向があります。果実のなり方では上を向いている果実は大玉で果皮も荒く、味も薄い傾向にあり、下に垂れたみかんがおいしい傾向にあります。果実に直近の果梗枝は細いほどみかんはおいしい傾向にあります。このことから内なり裾なりのみかんは摘果します。

病害虫 9月は以下のような病害虫が出ますが、趣味の栽培の場合、特に外観を悪くするハダニ、サビダニの防除をかねて、ジマンダイセン800倍を散布されれば十分と思います。奏耕園でも9月10日頃ジマンダイセンを今年最後の薬剤散布として予定しています。
 ミカンハダニ ミカンサビダニ
 チャノキイロアザミウマ
 黒点病
 カメムシ

台風対策
 海岸線が近い場合は塩害に注意しましょう.葉をなめて塩分が強い場合は、6時間以内に洗い流しましょう。洗う方法はやや圧を強くしてミカンに水を吹き付けます。
幼木や今年植え替えた木などには、支柱を立てみかんを支えます。

 

ガイドライン表示の嘘と本当     2007-0816
「農林水産省の新ガイドライン 特別栽培みかん」とは、科学合成された農薬、肥料の使用を低減することを基本として栽培されたものに表示できるものであり、農薬ではその地域慣行栽培の5割以下であること、肥料は窒素成分量の5割以下とされています。
その表示は「農林水産省新ガイドラインによる表示」として消費者の皆様に店頭表示されております。

ガイドラインの表示では
 化学合成農薬 : 当地比○割減 使用回数○回
  
ここで当地比とは各県が定める慣行栽培の農薬散布回数であり、その何割減らしたかを表示するものです。慣行栽培の回数は各県が恣意的に決めているとしか思えないような回数となっていることで、同じみかんでも各県まちまちの慣行栽培の回数が定められ、その結果客観性に乏しい削減率で消費者を欺く結果となっています。 (今回は肥料については除いております)

具体的にみましょう。三重県では今年度からみかんの慣行栽培の農薬使用回数がこれまでの24回から32回に増えることとなっています。それに対してお隣の和歌山では慣行栽培の回数が14回。三重県の半分以下。化学合成農薬の使用を減らすため、少なくカウントしているスピリットには敬意を表しますが、ガイドラインの慣行栽培の回数としては客観性はないのではないかと思います。つまり和歌山は慣行栽培の回数としては少なすぎ、一方三重県はかなり多すぎるようです。ぶっちゃけて言ってしまいますと、和歌山のみかん農家も三重のみかん農家も農薬の散布回数にそれほど、たいした違いなどある訳がないと思うのです。

その結果たとえば農薬の散布回数を7回まで減らした農家がいたとしますと、まったく同じ7回の使用回数でも削減率はこれだけ違い、

    和歌山 化学合成農薬 : 当地比5割減   使用回数7回
    三重県 化学合成農薬 : 当地比7.9割減 使用回数7回 となります。
  

    和歌山  農薬の使用回数 14回の半分 7回までガイドライン表示でき
    三重県  農薬の使用回数 32回の半分 16回までガイドライン表示できることとなります。

それでは三重県では何故こんなに散布回数を増やしたのでしょうか。おそらくですがガイドラインのハードルを低くすることで、農家がガイドラインに取り組みやすくする。いわば三重県ではこれも農家への親心と考えていられるのかもしれません。(あくまでも私的見解です)その結果消費者は置き去りとなってしまったわけです。これは各県でも似通ったようなものだと思います。

食品に対する表示でこれほどいい加減なものはないのではないかと思います。それを推進しているのは農林水産省。今のところこのザルガイドラインを改める様子は見られません。みかんのような果実ではJAS有機による表示は非現実的な現在(将来的には技術革新などで可能になるかもしれませんが)、ガイドライン表示はそれに次ぐ表示法として期待をし、当園でも取り組んでいるところです。そこで生産者、消費者のどちらにもわかりやすい表示を考えてみました。(みかんの場合です)

 ガイドラインは農薬の使用回数で表示をする、農薬、肥料について全国一律とする。
 ◎ 農薬の使用回数10回までを「ガイドライン」表示とする
   10回の根拠は、私が考える農家の慣行栽培回数は16回~22回位であり、その半分で切りの      い い回数としました。
 ◎ さらに半分の5回以下の場合、「ゴールドガイドライン」のような冠をつけることができ るようにする。
 ◎ 農薬の使用回数11回~15回までを「準ガイドライン」として表示できるようにする。

準ガイドラインを新たにもうける理由は、慣行栽培の農家が一気に10回まで農薬の使用回数を減らした場合、樹の体質も弱く、有益な天敵もいない状態では害虫の大発生なんてことになりかねません。15回くらいから徐々に減らしてゆくことが大事だと思います。またせっかく農薬を減らしてガイドライン表示に挑戦して、安全なミカン生産をしたいと思っている農家への支援にもなると思います。
  

 
ブログ講習会      2007-0805

前日ブログの講習会があり、この日は楽天のブログに登録その使い方から、アフェリエイトGoogleアドセンスなど、うまくやれればちょっとしたお小遣いくらいは入ってくるところまで習った。もっとも小遣いをアフェリエイトなどで稼げている人はいったい何人くらいいるのか、相当な訪問者がなくてはとても小遣いまでは行かないような気がする。お客さんを呼べるブログセンスのある人でないとちょっと難しいかも。

会場には10名を越える人がめでたく自分のブログページを持つことに成功。それぞれトラックバックを行なった。私はこれまでトラックバックを行ったことがなかったので、トラックバックは、おもしろいツールだということが今にしてわかった。ブログについては大体わかっているつもりだったが、やはりこのような講習会では、自分の独り合点を修正するのに大変有効だと思った。

基本的には楽天ブログも私が今使っているMTタイプとそれほどの違いがなく、MTタイプのように面倒な初期の設定もしなくてよく、またサーバーの料金(年間2000円~6000円くらい)もいらないから、とっても気軽に取り組めるブログといえる。難点は混んでいると動作がやや遅くなることと、宣伝が入ってくること。この宣伝も自分も良いと感じて応援したい商品なら許せるけど、中には自分のポリシーではちょっと困るみたいなのも入ってくるから困る。私が愛読しているブログの主も最近メインページの文章下部に宣伝が入るようになり、「宣伝が入るようになって残念」と言っている。この人の「残念」は相当怒っている。それでも、その点を我慢すればとにかく簡単あっという間に自分のブログページを構築できる。まだブログをやったことのない人も一度おためしでても挑戦してみてはいかがですか。

 

環境を考える    2007-0722
6月はほとんど雨が降らなかったのに、7月は雨ばっかし、おまけに台風まで雨を大量に持ってきて、カッパを着ての摘果作業で作業服はずぶぬれ、もう着る作業服がない。一方中越沖地震では死者10人をこえ、原発の安全性に大きな疑問を呈している。このような災害にも何らかの異常気象が悪影響を与えている可能性を感じてしまう。

最近は異常気象が普通になって、それともに世の中環境・・環境と騒がしいけど、本当に環境を良くすることを考えるなら「持続可能な成長」などあり得ないのであって、人間の欲望を制御するしかないのだが、とうていそんな事できるわけもなく、環境にやさしい生活を地道に送るものの、いささかむなしさも感じることもある。ブラジルでエタノールの原料となるトウモロコシを生産のため、自然林を焼却しているテレビなんかを見るともう絶望的。結局地球的大災害が発生して相当量の人間が淘汰される日を待つことになるのだろうか。人間はそこまで愚かなのだろうか。そういえば環境先進国のはずの日本で温室効果ガスの削減さえできず、むしろ増加しているそう。なさけない。
 当面は地球の温暖化で、もしかすると日本は熱帯になったりして、植物の生育が促進され大密林なんかができるかもしれない。そうなれば少しは空気もきれいになるかもしれないが、本当に環境を良くする力を発揮できるのは政治の力なのだ。何しろ人の欲望を制御するには権力が必要なのだ、たとえば環境税を作ることができるのは政治しかないのだ。しかし残念ながら政治家に環境に対する見識のある人が少なく(結局経済優先なのだ)環境政策を提案する政治家はほとんどいない。そこで少しでも環境について人々に啓蒙して行動していく草の根の活動が期待されるわけで以下のような告知があったのでお知らせしておきます。

 

2007年7月16日午前10時13分ごろ、最大震度6強を観測した「新潟県中越沖地震」 が発生。
ピースボートでは、早急な救援活動を開始するために、スタッ フ4名を先遣調査隊として現地へ派遣、柏崎市内を中心に『炊き出し』を行うことを決定しました。

ピースボートではこれまでにも、阪神淡路・台湾・トルコ・パキスタン・アルジェリア・
インドネシア・スリランカなどでの自然災害に際し、特に行政機関などの支援が行き届きにくい地域での被災者支援活動をおこなってきました。
今後も現地スタッフからの状況報告を受け、被災した方々からのニーズ(希望・必要)を直接確認しながら、支援を行う予定です。

救援募金の受付はこちら
郵便振替口座:00180-6-705651
加入者名:ピースボートUPA
※通信欄に「新潟県中越沖地震」とお書き下さい
※募金の一部は、必要最小限度の活動経費としても活用させていただきます
●食材の提供をお願いします  
野菜、カレーのルー、麺類など、日持ちする食材の提供を募集しています。
食材は直接現地にお届けいただくよう準備をおこなっています。
詳しくは下記『ピースボートセンターとうきょう』までお問い合わせください。
●ボランティアスタッフも募集中  
募金活動など、本プロジェクトに参加するボランティアも募集しています。
また、現地での炊き出し活動のため、調理経験のある方も募集しています。
このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボートセンターとうきょう(担当:山本隆)
(Tel:03-3362-6307/Fax:03-3362-6309/E-mail:tokyo@peaceboat.gr.jp)

 


みかん園のこのごろ         2007-0706

7月6日 それほと雨は降らないけど、何となくジメジメした日々が続いています。その合間を見て農薬散布を行いました。今年も散布回数は農水省の新ガイドライン表示で8回となりそうです。
昨日農場の片隅にネジバナが咲いているのを見つけました。ネジバナは園内の肥料分のある場所には咲かず、そのはずれの痩せ地に咲きます。おそらく小さな花なので肥沃地では他の植物に覆われてしまって生育できないのではないかと思います。我が農場内では絶滅危惧植物で毎年一・二箇所に数本咲くのみですので、今後草刈りなどで謝って刈り取ってしまわないよう、位置を確認記憶しました。

6月11日 毎日小さな果実を落とす摘果作業に明け暮れています。今年の着果量は多くそれだけ落とすのも大変です。作業に向かう道にはキジの雛が車の前をよちよち歩いています。あまり怖がらないので、外敵にやられないか心配です。農場では除草剤を散布しないので、相当草が生えていますが、それら春の草が花を付けて、そろそろ最も強力な夏の草とバトンタッチします。これから暑さも日ごとに増してくるのはいささか憂鬱な気分ですが、果実もどんどん肥大してゆきます。
     
5月2日 新緑で風船をふくらませたように山並みが迫ってきます。空気もきれいで緑のまぶしさの中、みかんの摘蕾(蕾落とし)をしています。もう少しでみかんの花の開花が始まるでしょう。今年はどんなみかんになるか、期待をこめて摘蕾します。
     
3月15日 剪定が始まったとたんに寒い日が続き、朝方なんか足がかじかんでしまう中、ぱちぱちと枝を切っています。前年久しぶりに自分自身でも収穫をしたのですが、枝が混み合っていて、大変苦労しました。収穫に来てくださる皆さんに、こんな苦労をかけていたことをはじめて知って、今年は少しは収穫しやすくなるよう、混みあった枝を切ろうと思っていましたので、多少寒くっても、やるぞ切ってきりまくるそ゜そんな気持ちで剪定に励んでいます。
     
2月2日 やっと冬らしい日となりました。18年産みかんは不作で青島みかんも早々に終了してしまい、お客様には大変ご迷惑をおかけしました。今は19年産みかんの作業管理に万全を期して、今年のようなことのないように、全力で取り組む所存です。
     
12月17日 収穫 選別 出荷それに付随する各種作業に追われ、なかなかページの更新ができませんでしたが、やや余裕もできはじめました。そうしたら今度は年賀状の作成など年末ならではの、忙しさに結局追い回されそうです。少し農場を見渡しますと、きれいだった紅葉も終わりに近づき、それでも今年はしぶとく,楓などの葉っぱがあちこっちに残っています。
     
11月19日 日々収穫作業に追われていますが、今日は雨で少し余裕ができました。mixiに写真を登録したり、以前撮ったデジカメの写真を整理して、写真の懐かしい友人を眺めながら、窓の外のみかん園風景をのんびりと眺めています。これからさらに忙しくなるけれど、今日はつかの間の骨休みを満喫しています。そうそう年賀状も何とかしなければと思いつつ、結局年末になってしまいそうです。
     
11月6日 みかんの季節がくるとともに、農協など出荷関係者の皆さんが来園されるようになってきました。また生協の方々の来園も予定されています。気ぜわしい季節ですが、この緊張感が収穫開始時期なのです。それにしても今日は雷雨に草刈りを中断され、予定の作業は延期せざるを得なくなってしまいました。収穫期間の雨は少し小休止していてほしいものです。明日はイベントに出品するみかんの収穫をします。
    
11月2日 農場作業所の片隅に菊の花が咲き始めました。考えれば幼い頃祖母につれられて枚方に菊人形展を見に行って、はじめて花をきれいだと感じたのが菊だった。私にとって花の原風景は菊かもしれないなんて思いながら、(いやレンゲもあるぞとも思いながら)秋の草花はなんとも「わび、さび」があっていいものです。
  
10月30日 朝の農場は澄み切った空気と、みかんの間から朝日が周りの草にまだらな模様を照らしかけています。もちろん小鳥の鳴き声は絶えることがありません。みかんの販売も始まって、農場の活気はさらに高まり、気持ちのよい朝の作業が始まります。
     
10月23日 みかん園の隅っこに野菜を植え始めてから半年が過ぎたました。今や野菜の半分以上を自分でまかなえるようになり、以前より野菜の消費量が増えてしかも無農薬、無化学肥料、一部は無肥料(これは以前みかんを作っていたからその肥料分が残っているからだと思いますが)で、私の健康生活に大いに貢献してくれています。今日も大根の間引き苗を塩漬けにするため、採って来ました。

10月18日 今年も大盛況の内にクラフト展も終了して、農場に帰るとあまりの静寂にほっとするような、少し寂しい秋が・・・とはいうものの、今年は未だに暑くって年々地球の異変を感じさせられもしています。みかんの色も日々黄色みを増してにぎやかさを感じながら作業を進めています。ここのところは秋肥の施用をしています。

10月9日 前々夜からの猛烈な強風がみかんに吹き付けていましたが今日やっと収まり、少し暑いくらいの日となりました。みかんの防風樹として植えた杉の木がいつの間にか大木となり、用水のセメントブロックを壊してさらに太ろうとしてきたため、今日はチエンソーで切断して、その杉の利用方法を今考えています。以前から農場休憩所にテラスを作りたいと思っているのですが、もうじき収穫の季節となり、それどころではないので、とりあえず皮だけ剥いて、作業小屋の隅に積んでおくこととしました。

 前日の夕焼けは雲の波がリアルな質感で地平線まで続き、まさに夕日に向かって走る車の中で、しずかな(実際は強風だったのですが)大地のキャンバスに見とれていました。

 


みかん7月の栽培      2007-0701

       みかん趣味の栽培                 (前年の文を加筆修正)
 今年は6月から雨の少ない梅雨となっており、鳥羽においても6月の雨量は約200ミリくらいと平年の半分以下となっています。そのかわり夏のような30度以上の暑い日がすでに到来しています。
摘果作業 今月は摘果が重要な作業となります。7月上旬には二次生理落下もほぼ終了します。摘果をしないで果実を付けておきますと、そのまま成長して、着果過多のみかんとなり収穫時に,小さな果実となってしまいます。また七月中に摘果をしておきませんと、着果過多のみかん樹では秋から冬にかけて、樹勢が弱って落葉、そして翌年は着果不良となります。ただし現在着果不良樹の場合は7月の摘果はしないで九月頃不良果実のみを落としましょう。
摘果の方法、 一般的には全体を平均的に落とす方法がとられますが最近では枝別全摘果というような全体の中の1/3位とか、半分くらいのまとまった部分をすべて落とす方法もかなり普及してきています。この方法だと熟練、見習いの区別なく決めた部分をすべて落とすので、どれを落とすか迷わすに摘果できるのでいいかなと思います。
草の管理
 梅雨の雨で水分がたっぷりあるミカン園の土壌は草の繁茂が最大の季節となります。このような状態では、土壌中の養分、水分をみかんと草が奪い合う状態となります。抜き取るか刈り取りましょう。とくに主幹部分は草が繁茂していますと、カミキリムシの被害にあうことが多くなりますから、この部分はきれいに抜き取りましょう。この時期はハチや時にはマムシまで出てきますから、草を抜く場合は注意をしてください。
乾燥対策 梅雨は夏は雨が降らない可能性もあるかと思います。雨が10日以上降らないようなときには、夕方灌水をしてやりましょう。あまり短期間に大量の灌水を行いますと、果実の品質を落としてしまいます。
病害虫対策
 黒点病  黒点病は枯れ枝が多いと、枯れ枝の病原菌が雨露に乗って果実を汚します。まめに枯れ枝を取り除きましょう。
みかんハダニ ダニが大量につきますと、葉が白っぽくなり、果実は本来のオレンジ色にならずやや白っぽい感じになります。ただダニでみかん樹が枯れることはほとんどありません。みかん農家では商品として見た目にこだわりますから、ほとんど殺ダニ剤を散布します。
カミキリムシ こいつにやられますと、みかん樹が枯れてしまいますから、時々株元をみて木の粉を出していないか注意してみましょう。ごく初期なら針金などでつついてしまえば死滅してしまいます予防的に薬剤散布するなら、スプラサイドM剤100倍を株元に散布します。
苗木の新芽につくエカキムシ この虫が新芽に付きますと、せっかく生育旺盛に伸びてきた新芽の 成長を阻害して樹幹の拡大に悪影響を及ぼします。防除方法としてアドマイヤーフロアブルの4000倍を7日から10日間隔で新芽だけに散布します。
カイガラムシ類 この時期はロウムシ、カイガラムシ類の発生が多くみられます。我が家では一部の園地にヒメコナカイガラムシが発生して、全身白い小さなチリのような虫が飛んでいます。また新 芽にアブラムシもちらほらいます。これにはスプラサイド乳剤1500倍から2000倍の散布が 有効です。
 農薬の散布散布に当たってはラベルに対象作物や病害虫があるかどうか、ご自身で確認の上散布してください。また隣の園地や他の作物に風などに乗ってかからないよう細心の注意をしてください。

 


みかん7月の栽培     2007-0701

rabennda.jpg       みかん趣味の栽培                 (前年の文を加筆修正)
 今年は6月から雨の少ない梅雨となっており、鳥羽においても6月の雨量は約200ミリくらいと平年の半分以下となっています。そのかわり夏のような30度以上の暑い日がすでに到来しています。
摘果作業 今月は摘果が重要な作業となります。7月上旬には二次生理落下もほぼ終了します。摘果をしないで果実を付けておきますと、そのまま成長して、着果過多のみかんとなり収穫時に,小さな果実となってしまいます。また七月中に摘果をしておきませんと、着果過多のみかん樹では秋から冬にかけて、樹勢が弱って落葉、そして翌年は着果不良となります。ただし現在着果不良樹の場合は7月の摘果はしないで九月頃不良果実のみを落としましょう。
摘果の方法、 一般的には全体を平均的に落とす方法がとられますが最近では枝別全摘果というような全体の中の1/3位とか、半分くらいのまとまった部分をすべて落とす方法もかなり普及してきています。この方法だと熟練、見習いの区別なく決めた部分をすべて落とすので、どれを落とすか迷わすに摘果できるのでいいかなと思います。
草の管理
 梅雨の雨で水分がたっぷりあるミカン園の土壌は草の繁茂が最大の季節となります。このような状態では、土壌中の養分、水分をみかんと草が奪い合う状態となります。抜き取るか刈り取りましょう。とくに主幹部分は草が繁茂していますと、カミキリムシの被害にあうことが多くなりますから、この部分はきれいに抜き取りましょう。この時期はハチや時にはマムシまで出てきますから、草を抜く場合は注意をしてください。
乾燥対策 梅雨は夏は雨が降らない可能性もあるかと思います。雨が10日以上降らないようなときには、夕方灌水をしてやりましょう。あまり短期間に大量の灌水を行いますと、果実の品質を落としてしまいます。
病害虫対策
 黒点病  黒点病は枯れ枝が多いと、枯れ枝の病原菌が雨露に乗って果実を汚します。まめに枯れ枝を取り除きましょう。
みかんハダニ ダニが大量につきますと、葉が白っぽくなり、果実は本来のオレンジ色にならずやや白っぽい感じになります。ただダニでみかん樹が枯れることはほとんどありません。みかん農家では商品として見た目にこだわりますから、ほとんど殺ダニ剤を散布します。
カミキリムシ こいつにやられますと、みかん樹が枯れてしまいますから、時々株元をみて木の粉を出していないか注意してみましょう。ごく初期なら針金などでつついてしまえば死滅してしまいます予防的に薬剤散布するなら、スプラサイドM剤100倍を株元に散布します。
苗木の新芽につくエカキムシ この虫が新芽に付きますと、せっかく生育旺盛に伸びてきた新芽の 成長を阻害して樹幹の拡大に悪影響を及ぼします。防除方法としてアドマイヤーフロアブルの4000倍を7日から10日間隔で新芽だけに散布します。
カイガラムシ類 この時期はロウムシ、カイガラムシ類の発生が多くみられます。我が家では一部の園地にヒメコナカイガラムシが発生して、全身白い小さなチリのような虫が飛んでいます。また新 芽にアブラムシもちらほらいます。これにはスプラサイド乳剤1500倍から2000倍の散布が 有効です。
 農薬の散布散布に当たってはラベルに対象作物や病害虫があるかどうか、ご自身で確認の上散布してください。また隣の園地や他の作物に風などに乗ってかからないよう細心の注意をしてください。

 


ギター    2007-0622

azami.jpgあざみ
図鑑にアザミとはなかった
正確にはノアザミという
緑の草の中に凛と立っている
針の先は青い空に伸びている
さわれば痛いせいか
いやがる人もいるが
他を近づけない孤高さにひかれる

 

ギター             
今では部屋の片隅に埃をかぶって横たわっている
掃除のたびにあっちこっち移動している
ギターも居場所がなく困っていただろう
そのギターを今日引っ張り出してきた
NHKで「趣味の講座」でギターが始まったからだ
きっと日本国中の埃をかぶったギターが復活しているのだろう

高校から帰って2階の自分の部屋に入った
ぴかぴかのギターがあった
とうてい買ってもらえないと思っていた
高嶺の花だと思っていた
それはこれまで受けた贈り物で一番うれしいものだった
しぶいアンバーの色が神々しく輝いている

それを忘れていた

タオルで拭いてチューニングして、すこし弾いてみた
かつて覚えた曲は指が覚えている
ぎこちないながら弾いてみれば記憶が蘇る
ギターを弾き始めた頃の熱くしなやかな気持ちも蘇る
クラシックの練習曲を弾いたり
フォクソングの伴奏に使ったり
孤独な夜熱中したものだ
あの当時活躍したギターを復活させて
今回何曲マスターできるか

 


ヒメジョオン    2007-0613

himejyon3.jpg農場の一角にヒメジョオンの群生が咲いている
ミカンはまだ苗木なのでスペースがあり、そこに大量発生したのだ
刈り取るのは花が枯れてからにして、
今は見事な花の集団を眺めている

前日の暑さから一変、
今日目覚めたときは朝靄で1日曇り空になりそう。
明日から梅雨の入り口となる雨も降り出しそう。
いよいよジメジメしたやな季節の訪れ、
農場のあじさいにとってはうれしい季節
農場で最も多かったイネ科の雑草は実りの季節
これからは手強い夏草がどっと生えてくる

 

ちょっとひかれた言葉    2007-0606

mikanhana6.jpg "空は衣装 大地は枕 よりすこしのものて゜成長せよ"  アメリカの詩人ゲーリースナイダーの言葉を田中秀穂さんが大学の入学式で引用されたものを読んだ。色々な入学式入社式の挨拶ではこのように優れた先人の言葉が引用されるが、やはり心に響くのは自分の人生観に近い考え方の言葉と言うことになるようだ。

 


ミカン園6月の作業     20070606
   趣味のみかん栽培               (前年の文を加筆修正)
 みかんは春葉の硬化も進み、根の伸長は5月中旬から動きだします。つまり地上部分が伸びてから地下が伸びるというように交互に伸長します。
6月は幼果と新梢の養分の奪い合いになって、生理落下が活発になります。一次生理落下は満開後20~30日、ですが6月上旬にはすでに離層形成が進み落下が始まります。2次落下は40日頃となります。

夏肥の施用 
3月に春肥を施用しましたが6月までには草にも吸収され、雨で流亡したり、もちろんみかんの木も根の成長や新葉の成長などにも使われて、土壌の肥料は相当消耗していると考えられます。そこで夏肥を施用するのが一般的な方法です。ただあまり長期間効いていますと、みかんの味が薄くなったり、浮皮、酸っぱくなったりと問題も発生しますので、即効性の科学肥料を使うことがいいとされています。奏耕園では化学肥料は使用しませんので、(苗木には使用します)有機質肥料を施用することとなります。

花と幼果の管理
6月になりみかんの花から小さな果実となり、徐々に生理落花も始まります。摘果作業はみかんの状態によって変わります。
 幼木の場合 果実はすべて落とします。幼木で果実を生らせますと、樹体の生育を悪くして、時には成長が止まってしまいます。
 薄なりの中成木 果実が少ない木の場合はまだ摘果しないで、場合によってはそのまま収穫まで生らせます。
 着果過多の樹 とくに果実は無数についているが、春の葉が全然付かなかった場合は、一刻も早く摘果しないと、今年は小玉のみかんとなり来年は果実が生らないこととなります。さらに樹勢も弱ります。この時期はまんべんなく摘果することは果実が多すぎて相当困難かと思われますので、枝別に全摘果するのが、わかりやすく能率も上がります。太さ3センチ程度の枝を交互に全摘果するか、もっとわかりやすい摘果としては片側180度全部を摘果するのがもっとも確実かと思います。反対側のみかんは摘果しないか収穫が近づいたとき、不良化のみ摘果します。

病害虫防除
黒点病 そうか病  ジマンダイセン600倍
みかんハダニ    マシン油乳剤

カイガラムシ類   スプラサイド乳剤1500倍
ゴマダラカミキリ  根本へネットを巻く、微生物農薬バイオリサ

農薬の使用される場合はラベルをよく確認して、対象植物、対象病害虫が記載されていることを確認の後、使用してください。

 

 

ワークショップ    2007-0513
連休の一日、心地よい野鳥の鳴き声が響く日となった。
村の中を通り抜けれて、少し急な坂を登っていく。
大木が目の前に現れ、その先に建設中のありんこさんの自宅、
パーマカルチャの知識を生かして自宅を建設中のありんこ農苑さん、
ワークショップの募集があり参加。
当日は杉をバーナーで焼いたり、
外壁の内側に入れるパネル杉皮などを成形して、
3尺*6尺(一般のベニヤ板の大きさ)にしたものを内壁に打ち付ける作業などが準備された。
当日は各地から集まったいろんな人たちに驚いた。
そのつながりもいろいろ、ミクシーつながりの人、
「ウー」何とかいう会からの参加者、(正確にはWWOOFでした)
私のような自然農法つながりの人、
ありんこさんが各お店に置いたチラシを見て集まった人、
三重、静岡、大阪、愛知など各地から集まった人々、
参加の若い人に、
仕事は、将来は なんておじさん思想が頭をかすめるが、
それはぐっと飲み込む。
彼らは明るく、よく働く、
金だけがすべてではないと思う人が確実に増えている。
いや二分されてきているというべきか。
今の時代の反映か。
私の仕事は外壁を杉板を打つ、
パートナーは福祉系の大学に行っている女性、
「ウー」何とかでカナダ各地を回って今回はありんこさんに参加の静岡の女性、
農園などに泊まりこんで、バスでカナディアンロッキーを越えたそうだ。
地元参加の男性、
私の農園付近に猪の狩猟に来ているとのことで、私のことを知っている、
ミカンも買いに来たこともあるとのこと。
もうひとり「ウー」何とかの若い男性、
彼は以前からありんこさんに泊まり込み、杉焼きの手本を見せてくれた。
塗料を使わず杉の表面を焼いて防腐、防虫効果を発揮させるため、
ホームセンターなどに売っているバーナーを使って杉の表面を焼く。
日差しが強いときは猛烈に暑い、
さいわいやや陰ってきた。
作業場所の眼下には田植え中の水田が広がる。
のどかな農村風景のはずれに鳥羽につながる道が続く。
休憩はありんこ農苑で摘んだイチゴが配られた。
自生していた茶の樹から摘んで入れたお茶も一緒に。
その農苑にはタケノコ、
食するには大きくなりすぎたタラノキ、
農場も徐々に充実してきている。
夕刻に近づくと関西に帰る人たちが去っていく。
何名かはこのままありんこ農苑に滞在する。
一期一会のこの短い時間も終了に近づき、
各自各地に散っていく、
楽しい集いの別れはいつも寂しい、
ワークショップはこれからも企画されるそうだ。

 


みかん5月の栽培管理   2007-0502
    趣味のミカン栽培
気温も20度を超えることが多くなり、ミカンの開花時期となります。開花時期は地域によって相当幅があり、三重県の南部に当たる紀南地方では4月末には満開となったとニュースで報じていました。ここから約半月の幅で各地が満開を迎えます。
 苗木や育成中のミカン、あるいは着花過多の樹はすみやかに花を落とす作業(摘蕾)をします。これにより生育を活発にして、より早く樹を大きく成長させることができます。果実を採る成木でも、着果過多の場合は、部分的に鉛筆の太さ単位で全面摘蕾をすることにより、樹の衰弱を防ぎ、連年結果に結びつけることができます。
夏肥の施用 早生ミカンでは5月下旬に、晩生ミカンでは6月上旬には夏肥を施用します。これが遅れますと、果実の品質が悪くなります。ミカンの場合三要素(窒素、燐酸、カリ)の入った肥料を施用します。この比率は地域などで若干違いますが、たいした違いではありませんので等量の比率の肥料を使います。

苗木の場合、暖地では新芽につくエカキムシの防除をした方がいい地域もあるかもしれません。私の場合は7月に入ってから行います。

そうか病 灰色カビ病の防除 フロンサイドSCなどあり、サビダニにも効果があります。これ以外にもいろいろな農薬がありますので、地域で販売されているもののラベルをよく確認の上散布してください。

草の管理 多くの皆さんは草はすべて抜き取ってしまわれていることと思いますが、草生栽培のように草から有機質資材を供給される場合、草丈がミカンの枝にかぶさるようになる前に刈り払います。あまり草を大きくしてしまいますと、草に養分を取られてしまいます。

 

 

楽しい人生   2007ー0419
いまここまでやって来た
春の透明な空気にすべての困難を忘れる
何の取り柄か
今思えば愚かさばかりが眼について
それでもその時は一生懸命だったはず
一生懸命バカやってここにいる
後悔をしつつ
それでもこれしかなかった今の浅春

いまここまでやって来た
今のこの場所をあのとき想像できただろうか
黒い海岸に
落ち込んだ気持ちを投げたときの
君のいない惜春
変わらない自分を肯定して
時の流れだけがますます加速して
すべて夢の中に消えてゆく

いつの間にかここまで来た
相変わらず後悔の種を蒔きつつ
バカをバカとも感じなくなるその日まで
今日も加速の人生を渡っていく
危ういがおもしろい人生
何度目かの青春を駆け抜けていく
草木が目覚めて
人生を突っ走る陽春

 


春になろうとする時    2007-0330
湖や田圃やそこいらにただよう匂い
春の萌え
子供の頃小さな池で釣りをしたときの
あの香り
レンゲ畑に入った時の匂い

こんな匂いをかいで何年も過ぎた
いつまで嗅げるのだろうなんて
そんなことを少し考える
しかしたいして昔と変わらない心情に
情けないような少しうれしいような
人間なんて何年たってもちっとも変わらないと
少し愚痴ってみる

連翹の黄色の濃さが目にしみて
今までいい感じできたような
つまらないような気もして
少し刺激がほしくって町に出てみても
代わり映えしない喧噪にうんざりして
もう帰りたくなるスーパーの通路

本当の刺激はこんな所にないことは
わかっていて
それでも出てきて後悔する現在
きっと少し満たされていない今日
行き交う人々の笑顔がまぶしいのもそのせい

明日もまた来るかもしれない町並みを見ながら
帰りの車の中
冷たい風が頬を撫でる
少し変わりたいと思うこの頃
子供の頃の春の萌えが体を通りすぎた

 

 

 

 

4月のみかん園作業      2007-0330
   趣味の栽培
今年は大変な暖冬でココまで来ました。そのため桜の開花も各地で早まっているようですし、当然みかんの生育も大幅に早まるものと思われます。

春肥の施用 まだ春肥を施用していない方は急いで施用してください。その際肥料を施用する範囲はみかんの葉がある範囲、つまり根はだいたい葉がついている範囲くらいにまで伸びています。それを超えて施用しても根がありませんから、肥料が無駄になるだけです。

剪定 昔は剪定の先生がいて、各地を回って講習会などを開かれたものです。今はかつてほど剪定を重要視しなくなりましたが、放任しておきますと枝と枝が混み合い、枯れ枝も多くなり収穫にも困難をきたしますから、幾分なりとも切るようにしましょう。ただし切りすぎるくらいなら切らない方がましです。剪定が難しい方は、せめて枯れ枝だけはしっかりと切りましょう。枯れ枝が黒点病の病原菌の発生場所だからです。

苗木の植え付け 苗木は6月とか初秋でも可能ですが、最適期は春4月です。またみかんの木の移植もこの時期が適期なので、庭などで移動をしたい方は、この時期を逃さないようにしてください。なんと言ってもこの時期に植え替えますと、活着率がいいので移植が容易です。

最近までみかんの葉の色が黄色いという質問をよくいただきました。何か病気なのではないか心配されてのメールです。一般に冬はやや黄色っぽくなりますから、そのせいではないかと思います。ただ樹勢が弱ったみかんの場合は、黄色みがさらに強く場合によっては枝が枯れたり、全体が枯死することもあります。暖かくなってくるとともに、葉色は緑が濃くなってきて、発芽が始まればとりあえず大丈夫だと思います。

 


春に備えて      2007-0316
 春の野菜植えに備えて畑を耕した。畑と言って単に山を開いただけのようなもので、やたらと石が多く、耕耘と石拾いをかねての作業となり、耕す農具は鶴嘴(つるはし)そうあの先端が鶴のくちばしのようにとがった農具なのだ。一般的な野菜畑を耕すのとはちょっと違う。朝は寒いのでこの力仕事が一番暖かくなる。
 志摩地方の茶は特別においしくて、すごい価格で販売されているらしい。(これは未確認情報ではあるが)売るほど多く作るつもりはないが、そんなにおいしいなら自ら作ってみようと思い立ったのだ。しかも我がみかん畑の隅には父が植えていったわずかな茶の木から種が落ちて増え続けている。これを植えないてはないのだ。
 少し前に植えたジャガイモの畝には、猪の足跡がいっぱい。はたして芽が出るか心配だ。
今畑には食用の菜の花が、私のお腹に収まりきらず、菜の花畑となっている。これはこれで楽しくうれしい。その隣の白菜の花も菜の花と見分けがつかないほど、びっしりとさいている。種を採るのが目的ではないので、もう耕してしまおうかとも思うのだが、花の盛りの間はおいておこう。
 そうそう今日の夕暮れ、ウグイスが初心とは思えない美声で鳴いていた。もう季節がごちゃごちゃだ。


3月のみかん園作業      2007-0313                                                   趣味の栽培
暖冬で春の訪れが早い今年ですが、今時分になって冬の寒さになり、各種の作業管理に迷うことが多い今年です。
剪定 3月はみかんの剪定最盛期となります。剪定しないで放任しておきますと、枝葉が伸び放題に伸びて混み合ってきます。剪定で適度に枝を透かしてやりますと、光も樹幹内部にまで入り内部無効容積と呼ばれるような、枝だけで葉のない空間ができるのを防ぎ、作業管理、収穫などの作業もやりやすくなります。剪定の方法はなかなか文章では難しいのですが、一般的なものは開心自然形と呼ばれる方法で、主幹から3本の主枝を上に立ち上げ各主枝に2~3本の亜主枝と呼ばれる枝を横に伸ばします。その亜主枝に側枝を出して果実が着くわけです。

春肥の施用 春は枝が伸び、花が着き果実に成長するとともに地下部でも根が伸長する季節となり、これらの養分として大切な作業です。窒素、リン酸、カリの三要素が含まれた肥料を施用します。

越冬害虫の防除 ハダニ、カイガラムシなどの害虫を防除するのにマシン油乳剤の散布をします。マシン油は化学合成農薬ではないので、有機栽培などでも使用されることのある農薬です。

 


 12月のみかん園管理        2006-1202                                                                        趣味のみかん栽培
 収穫の終わったみかん園は妙にもの寂しい感じがしますが、これからの厳しい越冬に備えて防寒や、越冬害虫の駆除など仕事は立て込んでおります。

越冬害虫 ハダニやカイガラムシ類の越冬害虫に対する防除を1月上旬くらいまでにします。それ以降の厳冬期の散布は落葉をまねくおそれがありますので、3月以降に行います。これらの防除薬剤はマシン油乳剤で、JAS有機栽培でも使用が認められ、またこれから来年の収穫まで1年以上あることから、みかんに対して比較的安全な農薬でないかと思います。もし散布される場合は、種類、散布時期などで濃度が違いますから、ラベルを良く読んで散布してください。

防寒対策 いつも強風が吹き付けるような場所の場合は風が当たる面にだけでも寒冷紗などで覆ってやると相当みかんに対するダメージを防ぐことができます。
また長期間の乾燥は冬季とはいえみかんによくありませんから、暖かい日を選んでたまに灌水してやりましょう。


みかん11月の栽培管理     2006-1101
          趣味のみかん栽培
11月ともなれば、みかんを収穫する季節となります。それぞれの地域で収穫時期は違いますから、ご自身で一番おいしいと感じる時期を把握しておくのもいいのではないでしょうか。味は酸と糖度の比率で(一般には甘味比)きまります。酸は徐々に減る傾向にあり、糖分は時間の経過とともに増える傾向にあります。ですから味を向上させるには長く樹上におくほどよくなることとなりますが、反面樹体に負担を与えて、次年度の着花を減らします。また樹上に置きすぎますと、皮が浮いて味ぼけみかんになることもあります。

収穫する際は、果硬枝が他のみかんを突き刺すことがありますから残らないよう、ハサミで丁寧に収穫します。農家の収穫時には「二度切り」といって、一度果実を切り取って、さらに丁寧に切り直す方法が多くとられます。

秋肥の施用 一般にいわれるお礼肥、つまり秋肥を施用してみえない場合は、できるだけ即効性の肥料を施用します。地温が低下すると養分吸収も緩慢となって、効果が低下しますから早めに施用します。


コーヒーカップ   2006-1023
以前愛用していたコーヒーカップが壊れてからもう何年もたった。イエローオーカー色、全く土そのものの感触の陶器で、このカップで飲むと何故かコーヒーがおいしくなる。ただ残念ながら陶器でできたこのカップはたいへん壊れやすいこと、気をつけていたのだが、軽く衝撃を与えたとたん壊れてしまった。そのコーヒーカップは信楽に行ったとき買ってきたものだった。28日の土曜日に伊賀自然農業勉強会が午後あるが、午前は余裕がある。伊賀市から信楽まではほんの少しだ。久ぶりに行ってみたくなった。この午前の時間を利用して信楽に行って再度あのコーヒーカップがあれば買ってくることにしよう。

さっそく地図を見るとこの付近はおもしろい。信楽は滋賀県その隣は京都府そして以前からその名前をよく聞いていた月ヶ瀬が京都府と三重県に挟まれた奈良県。地図で見る限り20㎏も走ればこの4つの都道府県をわたれるようだ。まず伊賀市から信楽に入り、京都府を通るためには和束町へ、そして奈良県の月ヶ瀬、再び三重県へとなる。べつに4つの県を通ったからどうってことはないのだが、ちょっとおもしろそう。


みかん10月の栽培管理  2006-1001     みかん趣味の栽培
ミカン園も10月に入りますと、極早生や早生ミカンでは皮は青いものの、そろそろ食べられるようになってきます。まだ酸っぱいですが、柑橘の香りが秋の到来を告げているようです。

樹上選別  収穫までに小玉やキズ果、病害果を取り除きます。趣味の栽培では、少々外観が悪くても、病害果でも落とす必要はないのですが、果実が多くなりすぎた場合は摘果で落とすか、できるだけ早く収穫して、ミカンの樹体への負担を軽減してやりましょう。また枝が裂けそうなくらい果実が付いている場合、枝を支柱などで吊ってやりますと木が裂けたりせずにすみます。
秋肥の施用  早生温州は10月下旬、晩生は11月上旬に施用します。冬の寒さがくる前に吸収させる目的からは、化学肥料のような即効的な肥料が求められますが、私のミカン園ではやや早めに有機質肥料を施用しています。
夏秋梢の処理 成木で適度に果実がなっている木では夏秋梢、つまり夏から秋にかけての新しい芽は出ませんが、着果不良の木などでは出てきます。苗木の場合はこの芽も木を大きくするのに役立ちますが、成木の場合はハモグリガやかいよう病に侵される危険性がありますので、できる限り剪除します。ただし樹が弱っていて、元々葉が少ないような樹では夏芽は有効に利用します。
病害虫 ミカンハダニが葉に付き果実は緑カビ、青カビなどが発生しますが、趣味みかん栽培の場合農薬散布の必要はないと思います。奏耕園のみかんも9月中旬の薬剤散布を最後に散布しません。

 


みかんを猪から守る    2006-0930
ここのところ毎日朝栗拾いに出かける。そしてそこには猪が5~6頭せっせと栗を食べている。車が近ずいてもあわてて逃げるでもなく、「うざいなー」といった様子でのろのろと逃げ出す。完全に猪になめられている。

そんなときタイムリーに獣害対策講演会が開催された。夜7時からというのに会場は人でいっぱいだった。いかにこの鳥羽地方における猪害が深刻かうかがえる講演会だった。
講師は麻布大学獣医学部動物応用科学科、動物行動管理学研究室の江口祐輔先生だった。そのお話の要約は

①猪のいやがる環境を作る  村落には猪が自由に食することができる多すぎる。つまり知らないうちに猪に餌付けをしているようなものだ。放任された柿、人間が食べられないと捨てられた農産物、などがあり猪が喜んで村落に入り込むきっかけを作ってしまっている。
 猪は用心深いので全身を見せることをいやがる。そのため農園周辺の放任された草木を刈り取っていのししが出てきにくいようにするとともに、すぐに逃げ込める場所をなくす。

②田畑を効果的に囲う。 トタンなどで囲う場合隙間を作らないことが大事だ。猪の鼻先は60~70キロの重量物が持ち上げることができるので、隙間があるとそこから囲いを破って進入する。また作物を見えなくするのは効果的なので、ネット類よりはトタンの方がいいようだ。それでもワイヤメッシュやネットなどを使う場合は網の目が10センチ以内のものを使う。
 電柵を使う場合、猪の鼻先と腹部だけが電気に感じ、その他の部分はたとえば背中などが電柵にさわっても感じない。そのためむ隙間なく囲うとともに、電線を地面からの高さ20センチと40センチにする。大事なことは全体を地面から20センチにすることで部分的にでも隙間が30センチあるとその隙間から猪が進入する。また電柵の外側がコンクリートだと電気が通らず効果がない。地面は土でなくてはならない。

③適切な駆除を行う、 作物に害を与える猪は限られている。決してすべての猪ではなく農場に進入する猪と進入しない猪がいるので、駆除するなら農場周辺に生活する猪を駆除する。

これまで猪といえば憎き存在としていたのだけれど、江口講師のお話で猪の習性などがわかり、今後のみかん園での猪対策に生かしたい。 


みかん農場の9月    2006-0910
みかん農場の9月は収穫に向けての準備がそろそろ始まろうとしている。それにしてもこの秋の入り口は空気の透明感がすごい、本当キラキラしてる。みかんや周りの緑がズーと奥まで突き抜ける。クマゼミの最後の雄叫びも終わり、小鳥の鳴き声が山一面から聞こえ、そこに秋の虫が呼応する。夏の倦怠と秋への期待が混在する不思議な時間。忙しいこれからに開いたつかの間の日曜日。


ロハス     2006-0825
ごくごく日常の今日25日の午後。室温34度と昨日より少し暑いくらいなのに空気が乾燥しているのか、体調がいいのか、ちょっと元気な私です。
 昨日買ってきた「LOHASで行こう」箕輪弥生著、を読んでいる。このLOHASなる言葉マクロビオティックで出てきて「半農半Xと言う生き方」でも出てきて、誰かのブログにも出てきて、何だろうと思って伊勢の本屋をのぞいてみたら、ロハスな生き方のコーナーもあってちゃんとメジャーなんだと思いつつ、乗り遅れまいと思わず買っちゃうこの浅はかさ。

ロハスとは、「 Lifestyles of Health and Sustainability 」自分も地球も健康でありたいと願う人の暮らし方、ライフスタイルを表現した言葉であり、持続可能性つまり次世代も同じ環境で住み続けられる暮らしをさす。そしてアメリカでは5つのカテゴリーに分類されているそうで 
  1 持続可能な経済 再生可能エネルギーなど
 2 健康的なライフスタイル オーガニックフードなど
 3 代替医療 
 4 自己開発 フィトネス、自己啓発など
 5 環境配慮型のライフスタイル エコグッズ、エコ家電など  

考えてみれば大抵の人は多かれ少なかれロハスな行為はしているのだ。ゴミの分別収集などその代表だ。これをより意識して行えばさらに環境に優しい生活ができる。しかもちょっと「かっこいい」生活なのだ。
 そこには現在の異常気象をただおかしいねと言うだけですまさず、「このままでは地球が破壊されてしまうかもしれないから、一酸化炭素を減らす生活に変えないとね」と思える感性を持った人がロハス的人間なのだ。残念ながらこの感性のない政治家も多く、京都議定書に調印しなかった自己中な国家もあるのだ。
 元々農業はロハスの代表みたいなものだった。それが大量生産の必要に迫られ、いつの間にか化学肥料、農薬の多用する方向に変質していった。そして現在その反省にはたって有機農業を思考する人が増え、農業外から新たに参入する人は特に有機農業に対する関心が高いようだ。
 私の、みかん栽培では化学肥料は新植した苗木以外は使用せず、農薬は慣行の半分くらいまで減らしてきている。また一般農業分野でも、エコファマーの制度を取り入れる農家が増加し、低毒性の農薬へ変更、天敵利用により農薬を使用しないなど、ロハス的農業は増加している。

もしロハスを語るなら憲法9条もすごくロハス的なのだ、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。(抜粋)」 現在戦争は全くの日常となっている。最近子供の番組で知ったのだけど第二次大戦後世界中で戦争しなかった国は、日本を含む4カ国だけ、それ以外の国はすべて何らかの戦争をしたのだ。戦争は最大の環境破壊、この日常最大の環境破壊を行わなかった日本は、憲法9条があったからできたのだ。もしこの9条を世界中の国家が採用したら地上から戦争はなくなる。憲法9条はロハスな生活者及び国民の「お守り」なのだ。
 そんなことでロハスな生活を実践している私だが(ほんまかいな)単なるファッシンにならないよう、より実効的な方法を考えて進めていきたい。

 

 

マクロビオテック      2006-0821
小泉武夫先生はその著「食の堕落と日本人」の中で「1日3回、1ヶ月で100回近く、1年で1000回以上もの食事を取るのである。食生活が人間にとっていかに大切なものであるか、ちょっと考えれば誰でも簡単にわかることである。中国には医食同源という言葉があり、日本にもかつては薬喰いと称して、食べ物を薬として崇敬していた。(抜粋)」

日々の食事をあまり考えることなく取っているので、この言葉に食事の重要性を再認識させられる。そんなときマクロビオテックの講義が愛農高校で開催されることを聞きつけ、もう一つの講義、槌田たかし先生の環境に関する講義とともに参加させていただいた。

そもそもマクロビオテックとはどういうことか。「長生きをする方法」であり、今日の講師、勝本海詠先生は「正食」と言われた。ものを食べると言うことは「命の根源」なのだ。
現在の日本人は癌で死亡する人の比率が年々増えているそうだ。この癌という漢字、よく見ると口が3つで山ほど食べる人、ということだそうだ。
 植物は大地に根を張って養分を吸収する。それと同じように人間の腸は入ってきた養分を吸収していく。人間の腸は大地と同じで、いい腸作りはいい食べ方による。そして日本人は腸が欧米人より長いから、穀物はより適している。動物タンパクはほとんどとらなくてもよく、穀物にみそ汁を加えることで米に不足する成分をうめて理想的な食事となる。要するにマクロビオテックとは玄米菜食であり、砂糖は使わない、肉牛乳も使わない。しかし味気ない食事でなく素材の生命力をそのままいただく食事ということか。

そしてマクロビオテックの基本食として、穀物、とくに玄米食が勧められる。
それではなぜ玄米がいいのかと言えば
 繊維分が多い
 ビタミンが豊富
 少し堅い分、よく噛むことにより唾液の分泌を促進する
 そしてなにより玄米は生きている

このマクロビオテックのキーワードとして
 身土不二 あなたの生まれ生活しているその場所でとれたものを食べましょう、ということで最近よく 行政で言われている「地産地消」の取り組みもこの考えに基づくものかもしれない。 
 一物全体 食材の部分を食べるのではなく、根っこも葉も、魚なら身も頭も全体を食べよう捨てる所などないのだよ、ということ。このことについて奥津典子さんは「マクロビオティックと暮らす」の中で命あるものを丸ごと食べるのが大前提。それはそのもので全体のバランスを保って生きている。と述べています。ついでに言えば電子レンジは「分子構造にダイレクトに振動を起こして熱を発生させるため、食べた人の構造もダイレクトに破壊するので使わないとも述べてみえる。
この二つのキーワードは、実は子供の頃、祖父や祖母によく言われた言葉だったなと、思い返させる言葉で、当時は貧しいからこのように言われたのかもしれないが、実は正食の理論にあった食生活だったのだ。

この講義は理論の勉強だけでなく、実際に調理実習があった。基本的な調味料は、塩、位であとはその素材の持っているうまみを生かす、あれだこれだと調味料を入れなくても素材のうまみで十分おいしくなることを実証された。
 マクロビオティックは現代の飽食のアンチテーゼとしての役割が大きいように思う。敗戦後現在に至る過程で国民の平均寿命は伸びて、現在では世界一となっている。これはマクロビオティック的にはよくないとされる牛乳や、肉類、その他多くの食品がもたらした成果ともいえる。また現在は癌や半病人的な人が増えているとも言われるが、これも人生85歳までも生きればどこか悪くなるというものだ。それでもマクロビオティックが多くの人に支持されるようになってきたのはあまりの飽食による肥満、子供たちの朝食を調査したら、お菓子とか炭酸飲料などを食べているというような、ゆがんだ朝食を与える親が増えている。ハンバーグなどに見られる高タンパクな偏った食生活によるひずみが、大きくなってきたからのように思う。
 正直あれも食べたい、これも食べたいという生活を送っている私にはなかなか難しいだろうな、重要な病気にかかったとか、体調不良が続くようなことがないと完全なマクロビオテック生活は難しいのか。まずは朝のみそ汁とごはんの日本食から初めて、そこから徐々にマクロビオテックのいいところを取り入れつつ、現在の食生活を改善し続けることだろうなと思う。

勝本先生のこの言葉で締めくくろう。
食べ方 生き方 が変わるといい方向に向かう。

 

自然農業勉強会、H さんとの論争       2006-0817
H 「水だけで生きている人もいる」
私 「まさかそなんばかな、水だけで生きてゆける人がいるわけがない。そのような非科学的な話は お かしい」
H 「現実にいるんだから」
H 「鶏の卵の殻、あの殻のCaは実際に鶏が食べるCaより多い、つまり科学変換がおきてCaが増え たということ、だから水だけで生活する人も水に科学変換がおきて生きていられる可能性もあるということだ」
私 「その鶏の殻の話も怪しい」

ま、どちらも絶対の確信がある話ではないので、結局水掛け論で終わったが、私は有機農業といえども現代の農業研究で解明されていることを応用して取り組みたいと思っている。それはつい3年前までは一般的な化学肥料を使い、農薬もたくさん使う農業を行ってきていた名残のようなものもあるのかもしれない。一方Hさんは関西弁で言えば「こてこての有機農業者」脱サラから有機農業一筋に取り組んだ人だ。

Hさんは言う、「微生物の研究ではまだ10パーセントも解明されていないから」と(私は実用的な部分では相当、解明されていると思っている)たとえ、いささか神憑り的な話も、自らの有機農業をよりよい方向にするための、参考にしている人(相当信じている)
たしかに絶対はないのだから、ほんのわずかな可能性でも信じて取り組むのも一つの方法だと思う。画期的な研究発明がされる以前までは、あり得ないと言われていたことが現実のものになることもよくある話だ。
Hさんは前年「現代農業」にも取り上げられた、全く肥料を施用しない栽培法、有機無機を問わず無肥料無農薬で栽培することにチャレンジ中、その話の中の一環で、全くエサ(肥料)を与えないのになぜ有機物(タンパク質)ができるかを話していたときにでた論争だ。

このような無施用栽培ができる理由としてHさんは先ほどの科学変換と微生物が作り出す成分をあげて、たとえ微生物のエサとなる有機物がなくとも、ある微生物は作物の成分になる物質を作り出す可能性をあげた。そのような微生物がきっといるのだという。ここで私は少し前に知った言葉「土の力」「地面の力」をあげた。案の定Hさんはこの言葉には強い共感を持ったようで、要するに火、土、水で作物はできるのだというのだ。火とは太陽そして土と水。これだけあれば作物はできると信じてHさんは現在無肥料栽培に挑戦中だ。

私はしばらく様子見でいこうと。本当にこのような無肥料栽培ができれば環境にも優しく、資材の経費もかからなく画期的なことなんだけど。

 

みかん 8月の栽培管理       2006-0817
       ミカン趣味の栽培
猛暑の8月となります。みかんにとっても厳しい季節といえます。雨は台風待ちとなり、乾燥の日々が続く可能性があります。みかんの葉がしおれてきましたら灌水をします。一般的に味をよくするためには、少々乾燥気味の方がいいので、翌朝になってもしおれがとれなくなった時灌水しますが、趣味の場合はもっと早めに灌水をされることをおすすめします。若木で樹幹の拡大を望まれるときは、まめに灌水をして、夏芽、秋芽を出させて早期の拡大をはかります。灌水の時期は夕方がいいと思います。日中は地面が煮えてしまいますのでだめです。

摘果
先月相当摘果はされたと思いますが、続いて摘果不足と思われる場合は摘果をします。ミカンの場合は25枚に一果が目安です。ちなみにその他の柑橘の葉果比は以下のとおりです。
 アマナツ  90~120
 日向夏   80~100
 ネーブル  100~120
 伊予かん  80~100
 ポンカン  100~120
 清見    80~120
 ハッサク  80~100
 はるみ   120前後
 不知火   100~120   くらいが目安です。

この時期発生する病害虫は 
黒点病
 チャノキイロアザミウマ
 ヤノネカイガラムシ
 サビタニ
 褐色腐敗病  

先月に続き苗木の新芽にはエカキムシがつきますから、新芽のみに一週間おきに薬剤散布をします。
    使用薬剤は  アドマイヤーフロアフル  4,000倍
           モスピラン水溶剤     4.000倍
           デミリン水和剤      2.000倍 などがあります。
農薬使用に当たってはその内容が年々改変される可能性がありますので、ラベルをよく確認後ご使用ください。  

台風対策
幼木などは支柱を立てて倒伏を防止します。みかんの外周には防風垣の整備をしますと、効果がありますが防風垣が大きくなりすぎますと、日照不足や空気の流れが遮られますので、まめに整備しましょう。


伊賀自然農業勉強会   2006-0817
 伊賀自然農業勉強会に参加した。6月17日伊賀市の愛農高校、同窓会館に14時、着いた頃には雨が降り始めたが、くしくもこの自然農業勉強会の代表である瀬川さんが、「今日は雨でよかった。晴れていたらやりたい仕事がいっぱいあったので、おちおち勉強していられないからなー」と思わず発せられた言葉に、一同黙って大きく頷いた。
 農文協から出版されている「土着微生物を生かす」の著者『趙 漢珪』さんの講演会を聞きに行って、この後援会を企画されている瀬川 さんと知り合いになり、伊賀自然農業勉強会にも参加させていただくようになった。いろいろな自然農業に取り組む人とか、家庭菜園を楽しむご夫婦、新規営農に取り組もうとする人など様々な人々が集合して約3時間勉強会、そのあとは瀬川さんの奥様と自然食品の調理に携わっていた料理人の女性が心を込めて作ってくださった夕食を囲んで、勉強会の続きを話し合う懇親会へと続く。
 有機農業といってもその取り組み方は様々で完全無農薬、無化学肥料栽培を目指す人、緩やかに減らしていこうという人、家庭菜園で栽培をして楽しんでいる人、その考え方取り組み方にもそれぞれの人の個性が出ていておもしろい。それらの体験談を聞いたり、わからないことをベテランに質問したり、滋賀県で有機農業に取り組まれている服部さんのお話を聞いたり、そしてそのまま懇親会へと流れ込んでゆく。これからこの勉強会の様子も時々報告したいと思っている。

 この勉強会で会場をお借りしている愛農高校の第112回愛農大学講座が2006年8月11日から8月20日に開催されるので、興味のある方は愛農高校に問い合わせてみてください。
              電話 0595-52-0108
 とくに新規就農を目指す方、農的生活を目指す方、現在取り組み中の皆様には最適の講座です。
   10日間の宿泊費混みの受講料 53000円
   主な講師 西村和雄 京都大学農学博士 土作り講座
        橋本力男 コンポマスター 三重大学非常勤講師
        勝本海詠 マクロビデオテック的薬膳 バランスのとれた真の食生活とは何か
        槌田 たかし 京都精華大学教員 共生供貧 21世紀を生きる道
        林 重孝 日本有機農業研究会で在来種の保存、自家採取などに取り組む
        岩田康子 ブルーベリーフィールズ紀伊国屋代表として独自の経営戦略を展開
        橋本慎司 兵庫県有機農業研究会理事 IFOAMジャパン理事

 

君の存在      2006-0817
あわてず伸びてくれればいい
琥珀色の幼芽に語りかける
伸びやかに進む君を見たいために
列車の時刻待ちをしている人のように急がず待っている
ウグイスが上手に鳴けるようになって
緑の海が溶融しはじめる頃
君は淡い存在を現し
旅人の表情も幾分明るさを取り戻し
いつしか
道路の白線がうしろに吹っ飛ぶような
確かな力を見せてくれるだろう


ホルス     2006-0817
我が農場で飼っている猫 ホルスといいます
体が白地に大きな黒色の円い模様
牛のホルスタインに似ているため付けた名です
こいつ暇があればお腹を上にして寝ています
ホルスを略して「ホース」と呼びかけますと
寝ているホルスも略して尻尾だけ振って返事します

 

スカイブルー    2006-08-17
まるで梅雨のようなじめじめした午後
突然晴れた
スカイブルーの空が一面に広がった

地球は生きているぞとばかりに強い風に
若葉があおられる
やっと気持ちのいい五月晴れ
しばし空を眺めてぽかんとしている


5月の雨      2006-08-17
雨 雨 まるで梅雨のような日々が続く
そんな中でみかんの新芽は力強く発芽をしてきている
むき出しの枝も徐々に新しい芽に隠れはじめてきた
いつもの年なら雨の日は晴耕雨読となるのだが
ことしは4月からやたらと雨が多く
ついにカッパを着ての草刈りとなった
雨の中エンジン音がやたらと響く
草を刈るとまるで整理された公園にでもいるように
きれいで 草刈りの重労働も忘れさせる
そしてなによりこの草を刈ることによって
草に吸われていた養分がみかんの方にまわる
厳冬と重なった乾燥で弱ったみかんには栄養が何よりだ
今年の秋に夢をつなげる草刈りなのだ


5月の作業       2006-08-17
5月の連休は格好の作業日、何処かへ出かけても人の波、それを避けていつもこの時期は農作業に没頭する日々を過ごし、連休明けに休日を取ることにしているます。行楽にも最高の季節ですが、農作業をするのにも、ちょうどいい季候で、気持ちのいい日差しと、周りの山が新緑に変化してゆく様を見ながらの仕事は楽しいものです。

みかんの新芽も順調に伸びてきましたが、一つ困ったことに、苗木に毛虫が付いて新芽をことごとく食い荒らしてしまいますので、毎日園地を見回って毛虫を捕殺しています。思いもしない新たな作業が加わってしまい、忙しくなってしまいました。

今年新たに加わった作業に、家庭菜園の作業があります。これまで農家でありながら、ほとんどの野菜を購入していたのですが、青山町の愛農高校の施設をお借りして、瀬川さんが主体となって開かれる伊賀有機農業勉強会に参加するようになって、そこで野菜の栽培方法の研修が行われ、野菜作りにも興味がわいてきて、ついに野菜を栽培することになりました。

幸い農家ですから、土地は余るほどありますので、菜園の準備に取りかかりつつあります。みかんではそれほど気にならなかった小石も野菜作りではじゃまになり、今は少しずつ小石を取り除き、植える野菜を確保した分ずつ植え付けていきます。今年はスイカ、なす、キュウリ、オクラ、カボチャ、ミョウガ等が口に入るのではないかと、捕らぬ狸の皮算用をはじいています。当然有機農業研究会で学んだことを生かして、無農薬栽培と行きたいのですが、果たして完全にそこまで行えるかどうかわかりません。また野菜は非常に細かい作業があり、このきめの細かさはみかん作りの参考にもなります。


前進の季節                     2006-08-17 08:26:46   


3月になり暖かい日が多くなってきました。農場の周辺にある、名も知らない樹木
に大きな芽が育ってきているのを見て春はもうそこまで来ている事を実感します。

多くの人々が春の卒業を迎え、新たな出発を始めているとき、私の農場でも、新しい苗木を植え付けるため、農場の整地を行いました。今はパワーショベルで整地を行うので、以前ほどの重労働ではなくなり、それまでの草地が、みかんを植えるように整然と整ってくるのは、楽しみであり、そこに植える苗木の将来を考えて希望がわくものです。

3月9日 苗木100本を植え付けました。今後さらに100本追加する予定です。小さなポットに入れられた苗木が、植え付けられて、大地が樹園地に様変わりして行きます。そして将来この苗木が成木になり、果実を生産するとき、その果実は消費者の皆さまに受け入れられるようになるのか、未知数な点もあり、心配でもあり楽しみでもあるのです。

これらの苗木は社会への第一歩と言うことでしょうか、苗木と共に私も新しい季節を迎えました。私のサポートがうまく行けば、将来すばらしい果実を付けると思います。

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