2008年のブログ集

 平和ぼけ     2008-1208
結構楽しんで見ていたNHKの「篤姫」も残すところあと一回になってしまった。それにしても勝海舟や篤姫の尽力で江戸城の無血開城が実現した訳だが、もし江戸城の侍たちが織田信長や豊臣秀吉が活躍していた戦国時代の侍たちだったらはたしておとなしく開城に応じただろうか。たぶん武士のメンツや意地にこだわり、徹底抗戦を貫いたのではなかろうか。万が一そのようなことになっていたなら、江戸の町は火の海になり、多くの犠牲者が出て、場合によっては当時の中国のように、外国の植民地になっていたかもしれない。

実際には江戸城の侍たちはおとなしく武器を手放し、新しい明治の時代を無事迎えたのだ。なぜこんなにスムーズに無血開城が出来たのか。おそらく徳川幕府約300年間大きな争いもなく平和に暮らしてきた人々は、いざ戦う必要に駆られた時、平和のありがたさをひしひしと感じたのではないだろうか。戦争の理不尽さ残酷さに身震いしたかもしれない。徳川の侍たちは平和ぼけしていたとは言えないだろうか。

よく威勢のいい評論家たちは日本人は平和ぼけしていると非難するが、平和ぼけ出来る事の幸せを感じた方がいい。敗戦後戦争をしなかった国は日本など数カ国に限られそれ以外の国々は何らかの戦争をしてきたのだから。

 

全国担い手サミットinみえ     2008-1107
鳥羽国際ホテル、午後6時前、全国の農業者が100余名、その周りを報道関係者、SP、県市町村の関係者等100余名が取り囲む。まさに農業者はかごの鳥状態。超緊張、いきずまるような沈黙。そこへ皇太子殿下がにこやかな表情で入場された。

11月13日に行われた全国担い手サミット全国大会のひとこま。全国から約2000名の農業者が集結、皇太子殿下の御臨席のもと全体会が県営サンアリーナで開催された。夕方からは三重県下7地区に別れ、懇親会が開催され翌日は各地域で現地研修会となった。そしてこの伊勢地区の懇親会開催場所、鳥羽国際ホテルでの会合に皇太子殿下がご出席頂ける事となったのだ。さすがに日本最強のVIP皇太子殿下、朝から金属探知器は三回くぐり、身分証明書も2回チェック、ホテルに入る際には携帯電話まで預かりとなった。(さすがに携帯電話までは過剰反応か)

最前列には知事、農林副大臣、地元鳥羽の木田市長各種団体の長、担い手表彰された田中さんの顔も見える。30分間前列で皇太子様との懇談が行われ、後席の私は熊本から出席されたミカン栽培農家のお二人とミカン栽培についての情報交換に話が弾んだ。「そう、人生は出会いと決断なんだ」と思えるひとときでもあった。皇太子様がご退席さるとともにマスコミやspは一斉に引き上げ、ここからはわいわいがやがやの食事タイムとなり、鳥羽国際ホテルが用意してくれた地元食材を使った料理を味わいつつ、たのしい懇親会となった。

 


朝市出店     2008-1102
今日一年ぶりに今浦の朝市にミカンを出店。村の衆はすっかりお客様への対応にもなれて、明るい笑顔で対応いている。朝8時開店と同時に大量のお客様がなだれ込む。早いうちしかない商品がある。大きい魚をゲットするには一番に並んで手に入れるしかないのだ。野菜だって早く買わないとどんどん売り切れてゆく。私のミカンは重いから購入は最後になる。皆さんのお店が混み合っている時は暇そうに眺めている。そして30分くらいたつと徐々にミカンを買って店を後にされるお客様が出てくる。

今浦は100戸程度の小さな村で、村で子育てを終えた女性を中心に始められた朝市は、8時から10時までの短時間ではあるが、前半は常連のお客様中心となり、それ以降は旅館などに泊まった観光客の皆さんが来店されることも多くなってきた。9時も過ぎると、かなり売り切れてしまった店もあるが、今日は牡蠣のみそ汁が振る舞われ、ここの駐車場でそのまま朝ご飯なんてお客様もいた。

いつもながら村のおばちゃんたちは元気でにぎやかだ。閉店時間になると売れ残った珈琲や、ぜんざいを囲んでさらに談笑が続く。わたしはそれぞれの店で買った野菜を持って今日の朝市を終えた。

 

ここしばらく     2008-1027
ここしばらく気がかりだった問題も一応の決着がつき、やっとブログでも書くかという気持ちになった。大体ネガティブな気分の時にはブログは書けない。落ち込んだ暗いブログなんて誰だって願い下げだろう。仕事に追われていても書けない。いったいいつ書くか。やはり書こうと思わせられる刺激があった時だ。今日は懸案が片づき、いつもいい刺激をくれる情報にも会った。

そうそう最近のあまりにもちょっとした出来事として、私農水省の情報交流モニターてやつをやっているのだけど、今回のモニター依頼書、いつもの印刷物なのだが下の部分に農林水産大臣「石破 茂」と直筆のサインが入っていた。(おそらく本物じゃないかと思う)すいません私自民党を応援していないのだけど、まんざら悪い気はしないでもない。ちょっとした気配りが相手に好印象を与える事を実感。大臣にしてみれば職務にかける意気込みを現したということだろう。ネットショップオーナーとしてはこれくらいの気配りは必須なのだが、なかなかうまくできないお山の大将だ。

それにしても早生ミカンは少ない。お客様には申し訳ないのだけど、開店即販売終了となりそうだ。晩生の青島ミカンは十分あるので正月向けの12月下旬には販売を開始したいと思っているが、果たして酸味がどの程度抜けてくれるか。ことしもちょっとまだ酸っぱいですけどとおことわりをして販売することになりそうだ。

 

秋の始まり    2008-1011


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前夜巨人が優勝し、後半の強さは「すごかったなー」と思うものの、私は一応中日ファンだから私の関心は遙か以前からクライマックスシリーズに関心は移っている。それにしても、もしこれで10ゲームも引き離された中日が第一第二ステージに勝って、日本シリーズに出場するようなことがあれば、私は中日ファンだからいいけど、世間がそれを許すのだろうかと心配になる。

現在の鳥羽の気温は21度、小雨が降っているがこれから晴れてくるらしく、外は明るくなり始めている、えのころぐさ等の秋草が露の重さに頭を垂れている。あの暑かった日々は何だったんだと思えるほどだが、まだ南の方は30度近いのだろうし、北はもう冬のたたずまいが始まっている事を考えると本当に長い日本列島だ。とりあえず今暮らしやすい鳥羽市は秋の名も知らない虫が鳴いて、まだ紅葉は始まっていないが、これから農場に点在して植えているモミジや銀杏の紅葉を考えると待ち遠しい。

農場では9月の農薬散布を最終としているので、黒点病の予防のためにも枯れ枝切りを行っている。苗木は秋肥の施用、一部極早生ミカンを収穫して近くに届けることもある。今は淡々と作業をこなしている。例年と変わったのは電気柵を設置したので毎日、朝見回りに出る。少し油断をすると枯れ枝が線の上に乗っていたり、線がたるんだりしているので毎日見回りが欠かせない。今日は電柵のバッテリーがダウン、予備の電池をつなぎ回復させる作業に追われた。この見回りが意外に健康にいいようだ。毎日1キロくらいは電線に沿って歩くのだから、日々変化する農場の様子にあらためて驚いたり、観察の重要性を感じたりしている。

 

農場の9月 台風13号の後     2008-0920


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台風一過澄み切った空気が農場入り口をつつむ。朝の見回りで幸い大きな被害はなく、せいぜい水源の掃除が必要になる程度で、栗も落果するには早く無事樹に残った。

今日はなぜか見回り中蛇と何度も出会った。最もいやな蛇のマムシとは10センチに接近するまで気づかなかった。危なかった。最も、マムシは毒蛇としてはおとなしい蛇でだいたい人間に気づかれないようソーと逃げていく。ただし踏んづければその限りにあらずと言うことだ。いつもなら、成敗するところだが、今日は適当な武器も持っていないし、以前、足でふんづけようとして失敗、噛まれた人がいたのでそれはできない。それにとにかく噛みつかなかったので今日のところはそのまま逃がす。きれいに草を刈っておかないとやばい。

みかんの早い品種は酸っぱいながら、食べられるところまできている。とくに仕事をして汗をかいた後などの疲労回復剤としてはなかなかいいものだ。まだお客様に出すには、少し酸っぱすぎるが、販売できる時期ももうそこまできている。忙しさと緊張と喜びの季節となる。

 

総裁選に思う     2008-0920
自民党総裁選も後二日ということらしい。何ともばかばかしいこのイベントで主役として出ている5人は小泉前首相の内閣で大臣を務めていた事を、小泉前首相自身がいかにもうれしそうに語っていた。だとするならこの5人は総裁候補に出るなんておかしいのではないか、まず小泉、竹中構造改革路線のやり方を誤ったせいで、これほどの格差社会を招き、年金はめちゃくちゃ、医療も、後期高齢者なんて変なネーミングの制度もめちゃくちゃ。この5人はまずこの不始末を国民にわびる行脚をするべきだろう。


ラジオ体操    2008-0916
最近ちょっとした変化があった。ラジオ体操を始めたのだ。これまでは寝床で放送を聞いたり、起きていても聞き流すだけだった。それが突然何となく始めたのが、そのまま今日まで続いている。おそらくラジオ体操なんて20年以上したことがなかったと思うから、初めはアナウンス氏の説明を聞いてもなかなか思い出せなかった。しかし回数を重ねるうちに徐々に思い出し、最後まで思い出せなかった第二体操の二番目の動作も、今日ふっと浮かんで、ほぼ完全にできるようになった。

何で体操をする気になったのか、意識していたわけではないが、最近どうも生活にメリハリがなく規律が乱れてきていると感じていた。夏の猛暑で日中は室内で、やや日差しが陰ってきてから仕事につき、適当な時間で仕事を終えるというルーズな日々となってしまっていた。そんな時決まった時間にピシッとする体操はこれから、みかんの収穫で忙しくなる前哨戦のようなもので、6時30分少し前からストレッチなどで体をほぐすようになって、朝の気分の良さも手伝って欠かせない行事となってしまった。飽き性の私も当分は続きそうな気がする。

 

熱い夏      2008-0814
毎日の猛暑にほとんど思考停止状態、決まった作業をひたすらこなす日々
そんな中でも毎日現れる猪は元気そのもの、去年から枝を折ることを覚え、まだ果実も青い8月の今時から枝を折っている。だが猪よ、今年はおまえたちのやりたい放題にはさせない、すでに電柵を一台、さらにもう一台購入予定だ。試験的に設置した電柵のポールはすでに2本折られたが、猪の進入被害は見られない。これなら何とかいけるかもという期待は高まっている。これから広大の農場全面にどのように電線を張るか検討中だが、もはや害獣対策なしに農業は語れない時代とあきらめ、徹底抗戦を貫くつもりだ。

オリンピック真っ最中、比較的冷静な目で見ている私も北島選手の100メートル平泳ぎには熱くなった。一流を超えた超一流選手の出した結果のすごさに感嘆。そんな中三重県出身の野口みずき選手の出場断念の報が流れた。彼女も強い責任感と周りの期待に応えるためひたすら練習をして、無理をしすぎて肉離れとなってしまったようだ。

彼女が高校生の時すでに伊勢ではすごい選手だという話は聞いていた。伊勢のスイミングで故障のリハビリでひたすら歩いている姿をよく目にした。楽しそうに泳いでいる周りの人たちをよそ目に、まるで求道者のような寡黙な姿に、そこまてしなくてはいけないのかなと、凡人の私なんかは思ったものだったが、アテネで見事にその結果を出した。彼女も超一流選手、今回の経験を生かして再起してくれるはずだ。今はケガの治療に専念して、元気な姿を再び現してくれることを願っている。

 


酷暑の中の休日    2008-0727


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最近のビデオショップではビデオが100円なんて低価格で販売されている。とうとうすべてDVDに置き換わるみたいだ。それは当然だろう、画質はいいし、スペースも取らない、保存もしやすい。我が家のビデオ再生機は比較的新しいので、当分使える。買ってしまえば、返却に来る必要もないので、時々は100円ビデオを購入。今日はオードリー・ヘプバーンの「パリの恋人」を、ポンコツで冷やさないエヤコンをあきらめて35度の部屋で身動き一つしないで見る。少しでも動くと汗がひっついて 気持ち悪いからだ。

オードリーが気持ち良さそうに歌っている。はて、たしか彼女は歌えないはずだが。声の質と歌声はよく合っている。不自然さは感じない。

ビデオの合間には姜尚中(カン サンジュン)さんの「悩む力」を読む。社会の価値観はかつてのように同じではなく、自由や情報を得た人々は、自我が強くなり昔の人々より遙かに悩むことが多くなった。その悩みが爆発してしまうと、秋葉の通り魔のような事件をおこす。その意味では現代人は病んでいるのだ。もちろんそのような事件をおこす人はまれかもしれないが、現在悩みを抱えている人も、抱えてないあなたも一読を。

 

篤姫     2008-0714
「最近のテレビドラマはおもしろくない」こんな事をいうと、ようするに「年を取ったてことやね」といわれそうだが、始めを少し見ればああ、あのパターンのドラマだと大体結末までわかってしまうような、まあ水戸黄門さんの印籠のような番組が増えたような気がする。

そんな中で実におもしろいと思いながら、熱心に見ているのがNHKの「篤姫」これは大河ドラマにしては、若い人も見ていると何かで読んだが、やはりおもしろい。この篤姫さん、島津家の遠い親戚に生まれて、本家に養子に入り、京の公家さんの養子を得て徳川の嫁はんとなる。あの江戸時代に薩摩の片田舎から江戸に出て13代将軍の嫁となる出世物語だけでなく、江戸幕府から明治新政府に移管するまっただ中で女の一生を全うする壮大な歴史、人生ドラマだ。

このドラマをつらぬくキーワードは篤姫が薩摩の片田舎に住む時のばあやが行った言葉「女の一生は一本道」(ちょっと時間がたったが、そういうニュアンスだったと思う)
現在の社会では、楽な道ばかりを求めて享楽的な方向に向かう人もいるかもしれないが、今現実にこういう一本道を進行中の女性も多いのではないだろうか。この道は楽ではないかもしれないけど、生きている実感を大いに感じて、おそらく人生をなめていない生き方、真剣な生き方をしている人だ。

現代の複雑な社会では、とうてい一本道では足りないかもしれないけど、うまく対応して乗り越えていってほしいものだ。
彼女たちはどんな壮絶な一本道のドラマを展開するのだろう。期待と固唾をのみ、エールを送りたい。

 

農場にて     2008-0625


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深夜にどこからかぴーぴーと鳴り出す。どうやらバックの中から鳴っている。携帯の電源が切れたようだ。最近はこういう事が多い。冷蔵庫の閉め忘れ。洗濯機のふたの閉め忘れ、便利だがうっとうしい。おかげで深夜に携帯の充電をする羽目になった。

朝からアジサイを植え替えたり、施肥をしたりと農作業以外の園芸に精を出す。前年の猪の被害に懲りて、目の届く鉢に植えたキュウリやオクラも順調に育っている。キュウリやカボチャの花もインパチェンスやキンギョソウとともに綺麗に咲いている。もうじきオクラの花も咲き出すだろう。オクラの花は園芸用の花としても十分いけそうな気がする。

昨日畑に行って農場を見渡すと、黒々した猪がこちらを伺っている。「コラッ」と大声を出すと草むらに退散したと思ったら、十数匹の猪の大群が道路に飛び出して一目散に逃げ出した。大きな猪か2匹とうり坊くらいのが数匹、さらに小鳥が逃げているのではと思うほど小さな猪の大群が隣の茂みに逃げ込んでいく。見ているだけならかわいいのだが、こいつらが秋になって、みかんに襲いかかるのかと思うと相当憂鬱。

ミカン園の一部で、そうか病が発生、前年からボツボツ出始めていたものが、今年の4月、5月と雨の日数が多かったことで発生量が増えたようだ。これ以上増えないように病害枝の剪定をして、取り除くとともに風通しもよくした。最近は異常気象は当たり前なので以前の経験が役に立たない事も多い。日々観察して早期に対策を立てないと、とんでもないことになってしまう。

 

衝撃の事実     2008-0616
アメリカでミツバチがある日消滅してしまうという衝撃の事実が最近NHKのテレビで放送された。原因は単色の作物に占有された農場では、多様な植物からの収集ができなくなり、その結果ハチの免疫力が極端に弱くなってしまう。また花粉に大量の農薬が含まれ、これも免疫力を弱めてしまった結果、突然ミツバチが姿を消してしまったようだ。アメリカの取った対応策は、このようなストレスに耐えるより強いミツバチの育成を目指すというのだ。まさに力には力で、というアメリカ流が貫徹されている。

ここには
   多様性のなくなった生態系を元に戻す
   免疫に影響を与えている農薬(たしかネオニコチノイド系)の使用を控える
といった考えは無視されてしまうのだろうか。

このミツバチが消滅した事実はミツバチだけの話なのだろうか。今後農業生産はどんどん工業化されていくだろう。土もいらない。お天道様も必要ない。野菜は密閉された室内でどんどん工業生産されるようにラインにのって出てくる。牛や豚も小さなゲージの中でむりやりチューブで餌を胃に流し込まれるなんて日がやってくるのかもしれない。またアメリカの大豆の大半は遺伝子組み換えとなり、そうでない大豆を日本が確保するのが非常に困難になってきていることも伝えられている。

科学技術の進歩は人間に幸せをもたらす場合と不幸にする場合もある。人間性の喪失となって私たちの周りに押し寄せてきているように思えるのだ。「安定した食料の供給は必要だから遺伝子組み換えでいいではないか」とは私たち日本人は、思わない人たちが大半だから、なんかほっとする事ではある。

 


農作業中    2008-0530
農作業をしていると「トッキョキョカキョク」と鳴き声が聞こえてくる。どうもホトトギスの鳴き声らしい。深い渓谷に響いてくるようなすんだ鳴き声だ。驚いたことに鳴き声が空中を移動している。近くではウグイスの鳴き声も聞こえてくる。農作業には格好の季節だ。毎日行ってきた摘蕾も摘果に変わってきた。今花の状態で残っているのは遅花で、味のよいみかんにはならないから摘蕾する。

今日は今年初めてのマムシも見た。納屋の付近にはでかいスズメバチも飛んでくる。室内に入ってきたものは「フマキラー」のようなスプレーで撃退する。スズメバチ専用ではないので成分が薄いのかやや効きにくい。離れたところからスプレーを相手に噴射しながら近づき、近くで液が完全にかかるように吹き付ければスズメバチもお陀仏だ。これはあくまで室内に入ってきたときだけで、農作業中は相手にしなければ、襲ってくることはまずない。ただし巣の近くでは別で、気づかず草刈りなどをしていると、とんでもないことになる。できるだけ先に巣を見つけておいてそこを避けるのが一番だ。

農場では気持ちのいい季節だが、危険も結構あるのだ。毎日農作業を行っているうちにいつしか危険を避ける「勘」もできたのだろう。

今年はいつもの年より雨が多いようだ。夜にはまた雨が降ってきた。

 

 

サマータイム     2008-0529
最近サマータイムの導入に関するニュースを聞いた。我が農場では自然とサマータイムになってしまう。夜の明けるのが早くなるとともに作業開始時刻も早くなる。朝の農場は空気もすがすがしく気持ちのいい作業ではあるが、日の暮れるのも遅くなるから、終了時間まで遅くなってしまう。現代的な企業農家からは相当立ち後れている我が農場ではある。

それでも農業の場合は雨が降った日に骨休みをするとか、猛暑になれば昼の休憩時間長くするなどの調節ができるからいいと思うのだが、会社などでサマータイムが実現されたら残業時間が増え、勤労者はますます労働過重状態に拍車がかかるだけのような気がする。環境にやさしいとの意見もあるが、仕事を終えたあと寝ているわけではなく、結局何らかのエネルギー消費は止まらないから、それほどの効果はないのではないか。

基本的なリズムは変えないで、それぞれ会社の事情で就業開始時間と、終了時間を早めるような個別に臨機応変な方法をとればいいのではないかと思う。大体今の内閣は庶民には負担を背負わせ、大企業、勝ち組にやさしいから油断がならない。

 


変わらない日々    2008-0510
30度近い昨日の気温から今日は15度くらい
今年の4月から5月上旬は雨が多い
相変わらす極端から極端に変わる気候の日常化した日々が続いている

毎日去年の繰り返しの作業とも思える中で農場は日々変わってきている
周りの木々は年々伸びてもう少しで緑のトンネルになりそうだ
一昨年植えた紅葉も大きくなってきた
銀杏はみかんの大きさを追い越した
みかんの木も一時の落ち込みから回復してきた
去年とは空気が違う

そう言えば
2~3年(1記憶が曖昧なので幅を持たせて)もたてば人間の細胞のほとんどは
入れ替わるそうだ
少なくとも
2~3年前の人に偶然町でバッタリなんて時
その人の組成はほとんど違う人
でも心配はいらない
ハートはそう簡単には変わらないから
そうであってほしい

あっ
でも忘れていてほしいこともあるか

 


鹿害のその後   2008-0501


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鹿に葉をほとんど食害された苗木に新しい芽が力強く発生してきた。台木がヒリュウということもあって、花芽も相当多く発生しているため、これから摘蕾作業にかかる。


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鹿が食害した証拠として農場に落ちていた鹿の角。


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静かな日     2008-0427
ここしばらく静かな日を過ごしている
仕事に向かっている
剪定があと少しで全園終了することも力ずけられて
しいていえば何かを待っているような
具体的に何かあるわけではないが、それでも待っている
そのためひたすら仕事をする
春爛漫周りの山々は目いっぱい膨らんで
気持ちの良さとも仕事に向かわせる理由となっている
そして今日予定より早く剪定が終了
全園終了ヤッター

月末になりガソリンの再値上げもそろそろ気になりだした時だったので
タンクを満タンにしょうと町へ出る
再びガソリンを値上げするなんて、とんでもない
今時通る車もないところに高速道路を造ってなんになるのだ
こんなくだらないための値上げはお断りだ
環境をよくするために役立てるとか
ワーキングプア、フリーターのための施策を実施するとか
後期高齢者制度を廃止するために使うとか
産科を増やすとか
もう少しましなことに使うのなら再増税も納得するのだが

 

気持ちのいい季節     2008-0421


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1年の内で最も気持ちのいい季節となってきた。普段は引っ掻いたり噛みついたりと散々てこずらせる猫のミッキーも、今日はおとなしくカメラの前でモデルを務めている。小鳥の鳴き声と、近所の田圃からカエルの鳴き声が競い合っている。

 

発芽     2008-0414


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ミカンの遅い芽がやっと動き始めた
その前に桜は満開をすぎ、
山吹が今盛り
ツツジも少し開き始めた
周りの山は明るい緑で覆われてきた

そんな時全く病気知らずと思っていた人が治療に入る
全く想定外の出来事
一つの試練
多くの人はそれを乗り越えて今がある
今は病気に立ち向かってほしい

農場ではミカンの若木が鹿に葉をすべて食べられてしまった
少なくとも一年は遅れるだろう
さらにこれからは猪だけでなく鹿の対策まで必要になる
自然の厳しさを改めて知らされる

多くの困難の時
 「風になってしまいたい、ではなく、風になる、という立ち向かい方。
 風になってしまいたくても、自分で風を選ぶという向かい方」(カオル)

このような積極性が好きだ
自分の求める方向に進もう
ミカンの芽も力強く動き始めた 

 

みかん園で焼き肉   2008-0331


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鳥羽奏耕園・前川農場にネットの仲間が来園
ようこそ みなさん 
伊賀から<a href="http://www.charaway.com/">自転車通販</a>の林さん 
<a href="http://www.mukuya.jp/">無垢屋</a>の辻本さん 
<a href="http://www.nicofee.com/">バルーンアート</a>の山下さんとお嬢ちゃん、スタッフの平見さん
<a href="http://www.umedaen.jp/">梅田椎茸園</a>の梅田さん
皆さんのネットにかける熱い思いを聞き
伊賀の肉を食って
椎茸を焼いて
桜は後少しだけどバルーンの花が農場に咲いた

 

神島   2008-0309


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鳥羽には大小様々な島がある。人々が日々の暮らしをしている島は神島、坂手島、菅島、答志島(答志町、桃取町、和具)の四島である。その内、神島は孤高を保って私たちにロマンを感じさせる存在感の大きい島である。
写真は鳥羽市国崎町へみかんの配達に行ったとき見た神島である。右の方には伊勢湾対岸の渥美半島が見える。鳥羽港から14㎞、渥美半島の先端伊良子岬との距離はその半分くらい。この伊良子岬と神島の間の狭い海峡を伊勢湾に入る船、出る船のほとんどが通りすぎる。波の荒いここはもう太平洋なのだ。
「歌島は人口1400、周囲一里に充たない小島である」三島由紀夫の神島を舞台にした小説「潮騒」が新潮社から出版されたのは昭和29年だった。その1400名いた島民は現在500名を切るところまで減ってきている。島の行事も支障を来すほど人は減ったが、懸命に島を支え守っている500の人々が住む島。そう言った方がいいのかもしれない。「久しぶりに神島に行ってみたい」そんなことを考えながら農場に帰った。

 

春になれば     2008-0222
今年は久しぶりに冬らしい寒さが続いて、ちょっと「ほっ」としながら、今日は春のような日差しとなり、もうすぐ春なのだ、そんなうれしさが体に力を与えてくれる。そして暖かくなると、春の仕事が目白押し。剪定、春肥の施用、みかんの移植、そんなことを考え出すと頭がパニックになるので、一個一個こなしていこう。前々日日始めた有機質資材の施用は早速ブレンドキャスタの故障で部品待ちとなった。

昨日でみかんの市場への出荷も終了した。大部分は市場出荷ですませた。特選の部分はネット用、それ以外に年末から始めた朝市用が少々残る。今日からはこれまでみかんの収穫に使って、そのまま仮置きしていたコンテナの収納を始めた。約1000個くらいはありそう。これまでみかんを貯蔵していた倉庫に収納する。完了には2日ほどかかりそうだ。

春になれば仕事以外でやりたいことはいっぱいある。

 


ファシリテーション講演会     2008-0203
最近三重県津市での研修講演会に参加した。「リスクコミュニケーション育成講座」といってもリスクコミュニケーションそのものの研修ではなく、各人のコミュニケーション力の養成といったところで、神戸まちづくりワークショップ研究会代表世話人の「西 修」さんの指導によりファシリテーション(集団による知的相互作用を促進する働きー日本ファシリテーション協会による)のスキルを磨く研修が行われた。これまでの縦型社会から横型の水平な関係に移ってきた今日にあって、その中でいかに全体の合意形成を求めるか、いかに共感と納得を全体から得ることができるか、そのためにファシリテーションが必要となるわけだ。私にとって部分的にはわかっていることもあったが、ある程度体系的に、しかも実際に模擬ではあっても経験できたことは大きな成果だった。一日行われたこの研修でただちにファシリテーション力がつくものではないが、これまでよりは多少はうまくできるかもしれない、何か発言するときちょっと考えるかもしれない。そんなことを感じる研修会だった。

 

村の朝市       2008-0117
正月明けから比較的暖かい日が続きいていたが、ここにきて本格的な寒さが戻ってきたようだ。

最近の私の新しい挑戦、というほどではないけれど、村の朝市に参加し始めたことだろう。これは今浦の婦人会のメンバーが村にもっと活性化させたいという強い思いで始めたもので、第一と第三の日曜日に朝7時から9時まで行っている。鳥羽市もまた前市長さんも熱心に支援をしてくれている。まだまだ始まったばかりだけど、早朝7時にはお客さんが店にあふれる。早く来た方がいいものが安く買える、そんなことをお客さんたちは知っているから開店時がもっともにぎわうのだ。

売られているものは、漁村の魚から今は海苔、アオサ、牡蠣、会場の外では実際に牡蠣を焼いている。村のばあちゃんが作った漬け物類、大根から野沢菜漬け、私にはよくわからない野菜で漬けたものまで、また村のお年寄りが昔から作ってきていた、わら草履なんかも売っている。そしてこの朝市を運営している婦人会の皆さんは牡蠣飯とか、おこわ、ぜんざい、コーヒーなんかも販売、一部はサービスとして無料提供している。これからみそなどの農産加工品も取りそろえたいと、難しい保健所の許可を得るためにどうすればいいのか、などと勉強しながらがんばっている。私もネットで販売している特選のミカンではないけれど、格外品からいいものまで幅は広くそろえるようにして用意されたテーブルに並べている。

このようなお客さんと直接ふれあい販売すると、これまでは気がつかなかったような問題点や提案までお客さんから教えられる。、またお客さんたちも、この小さな朝市を応援したいと熱心に通っていただき、村のばあちゃんたちは、もうけよりそのようなお客さんとのふれあいが楽しいからがんばっている、ということが多いように感じる。

 

明けましておめでとうございます      2008-0101


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新しい年が始まりました
人それぞれの2008年
去年をリセットして今年を迎えた人
去年のさらなる上積みを目指す人
去年悲しい思いをした人
前進しましょう
悲しみと少し距離ができるかもしれません
2008年 平成20年を出発進行
夢 希望 環境を守る 仕事 放浪
やりたいことに向かって 
前進しましょう

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このブログ記事について

このページは、みかん通販・奏耕園が2011年6月27日 14:59に書いたブログ記事です。

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