2009年のブログ集

 

沖縄の米軍基地             2009-1108
普天間基地を県内移設に反対する沖縄の県民大会が今日開かれた。オバマ大統領の訪日予定もあり、また日本の新しい政権内で大臣によって発言に幅があり、いったいどうするのがいいのかなかなか結論が出ない。その人の立場によって違うが、そこに住む人たちにとってこれほど迷惑な施設はないということが前提でなければならないと思う。

沖縄の地図に米軍基地を塗り込めるとその面積の広大さに驚いてしまう。かつて日本の総理が日本列島を「不沈空母」とたとえた事があったが、生活者や国民の平和に住む大地を不謹慎な事だと思ったが、米軍にとって沖縄は、まさに不沈空母でしかない。日本を守っているのではなく、米国を守るための最前線基地でしかないのではないかと思うことがある。もうそろそろ米軍には出て行ってもらうのがよい頃ではないかと思い始めている。

米軍によって日本を守ってもらっているというメリットと、米軍がいることで戦争に巻き込まれるリスクを考えれぼ、ほぼイコールとなっているのではないか。結局日本人が沖縄の人々に苦痛を押しっていることを自覚した選択をする時期ではないかと思う。

 

21年収穫間近                     2009-1101


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今朝の今浦朝市はほぼ完売、これまでは地場の人ばかりだったが、最近の朝市は時間中頃から観光客の皆さんがきてくださるようになっている。少しずつだが今浦朝市が広く定着してきているように思う。この朝市によって今浦の漁業者、農家の皆さんと消費者の交流が深まり、地産地消を具現する事が出来れば「すごくいいよね」と思う。

たまたま今日のテレビで島村菜津さんが「各地で旬のおいしい料理を食べられる店をを作ってほしい」と語ってみえたが朝市こそ、そのような地域の素材を使い伝統の味を消費者に食べやすい形で提供できればと思う。

島村さんは日本で最初にスローフードを紹介した人、スローフード運動の火付け役、となった人で津市の講演会でお話を聞く機会もあり、その考え方の基本は以下のようである

それは、ファーストフードの考え方の反対側にある

スローフードには3つの柱
まず一つ目は、小規模で生産や販売を行っている人たちを守ること。
これは規模は小さいながらも、よいものを作っている人たちが、
合理化、効率化の波にのみこまれないように守ることです。

二つ目は、子供たちを含めた人々に、味の教育を行うこと。
私たち自身でさえ、今どこで食事をしても、食卓に並んだものがどこからきて、
誰によってどんなふうに加工されてきたか、
その過程を説明することはほとんどできませんね。
それを知ることが大事です。
また、食の教育は同時に人間に対する理解を深めることでもあるのです。

また、三つ目はこのままほおっておいたら
なくなってしまいそうなものを守ろうということです。
たとえば、あのおうちのおばあちゃんがいなくなってしまったら、
もうその料理は二度と食べられないかもしれない。
そんな郷土料理の価値を、まず地元の人々が認めて、
そのよさを人に伝えることが大切だと思います。
「島村菜津さん、スローフードを語る」より抜粋

島村菜津さんや塩見直紀さんなど、ある意味農業外からの出身者であり、その言葉が重みを増してきて、農業の理解者となって頂けることはうれしい。とともに生産第一に考えを置いてしまいそうになる自分への戒めともなっている。

さて農場ではすでに収穫モードに入って、これまで農作業で使ってきた農機具などはすでに納屋に収納をすませた。まだ収穫をしているわけではなく、、段ボールにガイドラインの表示シールを貼ったり、不足分の調達のため前年から残っている数を数えたり、貯蔵庫に入っているコンテナを畑に運んで、収穫物を貯蔵する納屋に変えてきている。

圃場の草は収穫作業に支障をきたすため、日々草刈りをしてきたが、この草刈りも後2日ほどで終了しそう。それにしても涼しい朝の内にと思って7時頃から草刈り作業をするのだが、それでも汗ばむほどだから、まだまだ暖かい日々となっている。もうそろそろ通常の寒さとなって収穫の季節を迎えたいものだ。


台風18号        2009-1009
台風18号はまさに大型の久しいぶりに「台風らしい台風」というより、恐怖を覚えるほどのすさましい風雨となった。午前4時10分騒がしかった風や雨の音がやんで静寂が訪れた。おそらく台風の目に入ったのだ。やく30分この静寂が続き、再び風雨の音が鳴り出した。どうせ直撃なら目に入る方が被害は少ないように思う。なにしろ30分はひと呼吸おけるのだから。

朝のテレビでリンゴが散乱した様子や、ビニールハウスが倒壊した映像が流れたが、同じ農業を営むものとして、心痛む。幸いみかんは枝が折れたりしたが、果実は落ちにくいので何とか最悪を免れることが出来てありがたいことだと思っている。

朝見回ろうと車で出たが、樹木が倒れて、通行出来ず、枝を切り払いながら農園に入ってみると、防風樹の杉が根本から倒れていたり、電柵が粉々になっている。結局その後始末に今日2日目、明日で片付くかどうか、三連休はお預けとなりそうだ。


これって つちのこ       2009-0824


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これって つちのこ 
そんなわけないな。きっとナメクジのでかいやつだ。



7月の農場風景



最近は早咲きのコスモスがあるらしく、7月から咲いている。最近やや涼しい夕暮れに
なり、ちょっと秋の雰囲気を味わえるようになってきた。



8月下旬の農場
もうすぐ秋だなー

 

農作業中思ったこと        2009-0811
台風は去り、午前中の雨雲から快晴とは行かないが暑い日差しがさして、久しぶりに夏の暑さがやってきた。今日も一日中摘果作業をしていた。毎日摘果をしていると、指が痛くなるのだが、最近指にフィットして、しかも滑り止めが付いて果実をつまみやすい手袋が出てきて、以前よりは楽に摘果できるようになった。農作業にはこのような小物の選定が案外重要だ。

今年は雨が多いせいか蚊の大発生にも困ったものだ。自宅周辺から部屋の中まで蚊が入ってきて我が家では蚊取り線香が大活躍している。電気蚊取りなどもあるがどうも効果があるのやら目に見えないので煙が見える蚊取り線香を使っている。

農場の周辺には狭い田圃があるのだが今は耕作放棄地となってしまって雑木が大きく育ってきている。山間部の狭い耕地では農作業を続けることは難しく、またここで農業をしていた爺ちゃんはなくなり、ばあちゃんが嫁さんと来ていたがいつの間にか来なくなり荒れてしまったのだ。

識者の皆さんはこのような状態を嘆き多くの人は農地の再生を訴える。たとえ狭い農地でも水を蓄えて自然のダムとなるから補助金を出しても残すべきだという意見だ。

だがこのような狭い農地では生産性も上がらず、もし新規就農者の皆さんが入植したりすれば苦労するのは目に見えている。このような狭い農地しかないところは自然に戻すことを考える事の方が大事ではないだろうか。
たとえば棚田100選に選ばれるような特殊な場所は別として、この狭い農地で機械も入らず重労働をする人はいないしもし私だったら入植に反対すると思う。

別に農地でなくても自然に戻してやればそれなりに環境には良い効果が期待できると思う。戦後開発、開発で自然破壊を続けてきたのだからここらで積極的に自然に戻す工夫をすることを農業を辞めた人や行政は考えるべきだろう。

 


台風襲来前夜     2009-0809
梅雨が明けたと思ったら、早くも台風が明日やってくるらしい。最近の天候はいかにも荒々しく今回も300ミリの雨が降る可能性があるとラジオが予告している。以前の農場ならこれほどの雨が来るとずいぶん心配なものだったが、今は以前ほどではない。かつて除草剤で草は枯れて、土が表面にあふれ大雨が降れば、土を流して溝のようになっていた。しかしいまは春先から一回草刈りをしただけだから、みかんを囲うように大草を生やして表面の土壌流亡がかなり防げるのだ。我が家の大草を見れば皆さん眉をひそめ惰農の証明のように言われそうだが、これが実にいい効果を出している。

みかん作りの教科書を見れば,草生栽培は草が30㎝も伸びれば草を刈るように書かれている。また夏場は草が生えていると草から蒸散して乾燥するから草は刈っておくよう指導されている。実際草生栽培にしてみると言われるほど乾燥することはなくかえって雨後の湿気は草から蒸散して早く蒸散して土を乾かすから、味のためにはいいのではないかと思う。今は明日の大雨が少しでも軽いものであることを祈っている。

 

8月の梅雨      2009-0802
少し前に買い込んだスポーツ飲料が置き場もなく台所でじゃまをしている。今年はあまり飲む機会がないのだ。今日も前夜の雨でビシャビシャのみかんの樹で果実を落とす作業をしている。いつもの年のような暑さの中での作業よりは若干楽かなとは思うものの、そろそろ晴れてくれないと予定がくるってくる。みかんの品質面は8月9月にしっかり晴れてくれれば問題ないけど、予定の防除時期は既に過ぎている。草は猛烈に伸びて、追っつかないというか、すでにあきらめて伸びたいように伸ばさせている。これは有機農法的に栽培しているものの強みだ。草の下の土はとても豊穣だ。

世間は選挙戦に突入して騒がしい。前回の選挙では小泉マジックに踊らされたが、今回は冷静に自民党がこの4年間で何をしたか、貧富の格差が急拡大、社会保険庁の体たらく、使命感をなくした政治家たちの酩酊、あげればきりがないほど目も当てられないこの惨状を、いち有権者の私はしっかりと見据えて投票に望みたい。ちょっと楽しみな選挙戦でもありアメリカのオバマ大統領のように、はたしてチェンジとなるか。チェンジしたいものだ。

 

 変わる      2009-0610 
今も変わらない

道が変わっても
季節が変わっても
花が変わっても
お店が変わっても
コーヒーが変わっても
何も変わらない
日々の暮らし

変わることをおそれても
変わりたくなくても
変わってゆく自分
変わってゆく身の回り
変わってゆく心
変わってゆくあの人

変わることと
変わらないことの
どちらを選んでも
選べない変化の方が
形をかえて現れる

日常の移り変わりを
楽しんで
今日も変わらない作業に
取りかかる

 

 

春のこのごろ          2009-0425haruzatu.jpg
春のちょっと手前から
春香る季節へ
農場周辺の雑木が新芽を本格的に出して
これまでの黒い枝が徐々に覆い隠され
柔らかい緑のトンネルが完成に近づいている
早朝の散歩には猫も一緒について来る

そうなると仕事が次々と押し寄せる
剪定から始まって越冬中に痛んだ施設を整備して
日陰になる樹を切って
前日から今年始めての薬剤散布をと思っても雨でままならない
一般の半分以下の散布回数なので
散布するタイミングは非常に重要だ
つまりぎりぎりまで散布を押さえているから
少ない適期に散布したいのだけどなかなか自然は気ままだ
あせりつつ雨だからしょうがないとあきらめている

雨で今日はホームページのリニューアルに取り組んでいる
ネットの達人からスタイルシートの勉強をしてその成果を出しつつ
今回はスタイルシートでデザインされたページに変更した
これまでより落ち着いた画面になったような気はする
これからも収穫時期まで細部を詰めていきたい

<a href="http://www.imikan.net/</a>
4年前に産業支援センターで開かれたEC塾でネット販売の基本を学び
もうそろそろ実績を出したいと思うこのごろだ

 

畑の主役       2009-0406


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春のちょっと手前から
春香る季節へ
今日やっと春が来た実感
そんな気がしたのだ
桜周りの雑木を切って
主役をはっきりさせた
今度は
畑の主役にがんばってもらおう

 

山口薫展     2009-0214
三重県立美術館で山口薫展が2月22日まで開催されている。幅広い人気がありテレビでも放映されたそうで、平日にかかわらず県外からもたくさんお客さんが来館している。

薫の描く少女の顔はほとんど黒く塗り込められたり、一部の記号のような線であったり、面であったり、顔の形なんてほとんどない。しかしその少女の周辺からは詩的で叙情的、かつてどこかで体験したような懐かしい薫りがたちこめる。いったいこの魅力の秘密は何処に隠されているのか。かつて知り合いの画学生が彼の絵を眺めながら、魅力の秘密は解明できたとシャイな笑顔を見せていた事を思い出す。

私もこの絵の魅力の秘密を探るべく絵の前にあるベンチに座って眺めているうちに、そんなことはどうでもよくなりただ山口薫の世界に浸っている自分に気がつく。写実的な絵を描くことには全く無頓着でその傾向は初期の絵からづっと続いている。絵の本質を突いた魅力、であり彼しかできない抽象と具象が入り交じった独特の世界なのだ。

20年以上以前にどこかの美術館で見た絵を今回再び見ることができ懐かしさと、今度どこかの美術館で再会出来ることを望みつつ、やっぱりいい絵はいいと思わされたすてきな今日だった。

 

モクモク手作りファーム    2009-0211


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モクモクファームは農事組合法人として伊賀豚を原料に手作りハム工房から出発して、今では農産物の生産、加工、レストラン、子供たちへの食育、消費者と生産者が共に研修加工するなど手広い農業総合サービス産業となつりつつある。


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平日で冬場の農場だが、ちょうどミニ豚の演技を見る人たちがたくさん集まっていた。周りの枝の下には別の豚がゆったりと寝ている。それからニュースステーションだったと思うけど、取材に訪れていた。そのうち放映されるそうだ。

 

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ここで午後1時から東海ブロックの農業士研究会が開催され、モクモク手作りファーム代表社長理事の木村修氏の講演を聴くことができた。 木村氏は以前の経済連勤務の頃、豚の販売にたいそう苦労し、一部のブランド産地以外は全く相手にされなかったことが現在のモクモクファームを設立した強い動機付けとなった。その後ファームを立ち上げた当初は、販路をいかに確保するか、大変な苦労だったようで、それをもとに販売チャンネルを多く持つことが必要だと実感したそうだ。ただ農産物の販売だけでは農家は豊かになれない。農産物を加工、付加価値をつけて自らが販売をする事で多くの仲間も豊かになることを目指した。そして今では年商40億を越え全国各地から若者たちが人間性を取り戻し、共労の農業を目指して就職してくる。ここには人間を物のように使い捨てる大企業から転職してくる人もいるそうだ。
現在木村氏が力を入れていることは子供たちへの食育だそうだ。子供たちが日本の食を体験することでいずれ日本農業の応援団となってほしいと願っている。

 

  カラス                2009-0123
とぎすまされた寒空の
高い木の枯れ枝に
カラスが一羽留まっている
寒風は容赦なく吹き付けて
みかんの枝が揺れている
細い枝にしがみつくカラスも揺れている

カラスの厳しい視線は下に向いている
そこにはみかんが落ちている
みかんの距離と私との距離を測っている

かすかに聞こえてきた車のような騒音に
待ち人が来たかと視線をそらした
荒涼とした冬の道にその気配はない
風のざわめきが聞こえるだけ

視線を戻すと
カラスとみかんは消えていた

待ち人は現れない

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このブログ記事について

このページは、みかん通販・奏耕園が2011年6月28日 13:10に書いたブログ記事です。

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