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「とばみかん」は農家自身が栽培から販売まで行う農家直送のネットショップです。 おいしいみかんを収穫するため、有機による栽培を取り入れてから、3年以上たちました。 夏場の乾燥など時として厳しい環境となりますが、そのような厳しい条件を耐え抜いたミカンのみが、 自然なおいしいミカンに仕上がります。その中でとくにより抜いたみかんを「特選みかん」 鳥羽発の青島みかん、興津みかん、として皆様にお届けしております。

みえの安心食材

みかん栽培に関する様々な情報をまとめています

みかん

みかんの大本である柑橘類は東南アジアの熱帯から亜熱帯に分布し、ヒマラヤ南部や揚子江流域にも分布していたとされております。そのせいか現在のみかんの開花時期も、結構遅く5月なって初めて開花を始めます。夏場の猛暑期も比較的強く土壌の水分不足や肥料不足などのストレスでみかんの味は向上します。ただ夏の乾燥で葉がしおれ、ひどい場合は潅水をする必要があります。これから温暖化が進むと寒害を受けにくくなるといういいこともあり。みかんの本当の味がのる前に完熟してしまうような困ったこともあります。

柑橘の品種

※厳密な分け方ではなく、一般的な分類です。現在全国のみかん産地で自分の県産新品種が育成され、県で育成された品種は他県には出さないことで、特徴ある品種が各県から出てきます。

温州みかん

一般的に「みかん」と呼ばれるものは、この温州みかんをさします。

晩柑類

酸柑類

  

柑橘の機能性成分

  βークリプトキサンチンはカロテノイドの色素の一つで、発がん抑制、骨 粗しょう症や糖尿病の予防に効果があります。温州みかんは柑橘類の中で含有量が高く、100gあたり1.5ミリグラム程度含有しています。         (農研機構果樹研究所)
Q1 苗木を買ってきて3年たち順調に育っていたのに、葉っぱが黄色くなって枯れてしまいそうです。 どうすればいいのでしょうか。
苗木を買ってきて3年たち順調に育っていたのに、葉っぱが黄色くなって枯れてしまいそうです。 どうすればいいのでしょうか。 肥料もちゃんと施用して、別に乾燥しているわけでもない場合、ホシカミキリ(ゴマダラカミキリとか天牛ともいいます)に根元の木質部を食害されている可能性が高いと思います。その 結果養分が上部に流れなくなり葉っぱが黄色くなり落葉して枯れてしまいます。もし天牛ならばミカンの主幹部の地際部に食害した穴があり、木屑がでています。
 葉が黄色くなってしまっては手遅れの可能性が高く、もし再生してもその後の生育は不調となります。ただ地際部ではなく枝の比較的上部に発生した場合は、その枝を切り取ればその下の樹は助かります。枝の切り口を見て虫の穴がある場合はその枝の下部に幼虫が潜む場合がありますからさらに切り下げて正常な切り口まで下げてください。

 質問1ヶ月前から甘夏の幹(根本)から樹液が3カ所流れ出ています。1m位上の幹からも1カ所流れいます。すこし粘りけがあり、ゼリー状に固まったのもあります。甘いのか、ありが沢山集まっています。かみ切り虫にやられたのかと思い根本の土をのけて、穴を探しましたが見つかりません。このままだと枯れてしまわないかと心配しています。樹齢は15年近いと思います。対処法を教えて下さい。

カミキリムシが地際部に産卵した場合にも、その部分から樹脂が分泌されますが、その可能性の無い場合は、「樹液が3カ所流れ出ている、すこし粘りけがあり、ゼリー状に固まったのもある」といったことを、考えますと樹脂病の可能性があります。樹脂病は比較的古い樹に多く発生し、5月から7月にかけて発生が多くなります。日焼け、寒害、風害などの傷口から病原菌が入って発病します。梅雨期にかけて黄褐色の樹脂を分泌して異臭を発します。病勢が進みますと病斑部が拡大し,病患部は乾燥して凹陥します。病患部が古くなると表面に亀裂を生じて剥離し,太い枝幹のほぼ全周が変色するようになるとそこから上部は萎ちょうして枯れます。    防除法としては、寒害・干害・風害などによる落葉や高接更新・強剪定などによって枝幹部に日焼けを生じたところから発病しやすく、カミキリムシなどの被害で樹勢が弱っている場合にも発病しやすくなりますので、事前にはこれらの点にご注意ください。 。落葉が多かった時などには,枝幹が日焼けを受けないように白色塗布剤を塗布するか藁を巻くなどして保護する。つまり直射光線が直接幹などに当たらないようにする必要があり、太い枝などの切り口にはトップジンMペースト,などの塗布剤や癒合剤を塗布して保護します。亜主枝や側枝の発病枝は,病患部より下部の健全部分で切除し,切り口部に前記の塗布剤を塗布してください。 太い枝幹部の病患部は,その部分を削り取る外科手術を行ない,削り取った部分に前記の塗布剤を塗布してください。ただしあまり大きく削り取りますと養分が流れなくなって枯死します。この外科手術は5〜8月の間に行なうと癒合が早くて治癒しやすいです。 かみ切り虫の穴を探したとのことですが、カミキリムシの穴を発見できるくらいの大きさになるのは、成虫になって、外部に出た後でなくては、発見できません。つまり穴が見つかるころには、もう出て行ってしまっている可能性が高いのです。

Q2 私の所の甘夏はどちらかと言うと透明または乳白色の樹液で、異臭もないので、樹脂病ではな いと思います。  カミキリムシに産卵されたら、樹液が出るの場所は、産卵場所からでしょうか?そして、その穴はどのくらいの大きさに成るのでしょうか?見つけて取り除きたいと思います。もし透明な液だとしますと、樹液そのものなのかもしれませんね。  さてカミキリムシの産卵した場合の穴ですが、ま1〜2ミリ程度の縦の裂け目のように見えます。穴そのものは肉眼では見えません。  そして少しずつ木質部に進入を開始して1年後には直径1センチくらいの穴ができます。そして樹液は、卵を押し出すために出ますの  で産卵場所から出ます。

Q3もしその後、その部分から木くずが出てきましたら、防除の必要がありますが、現在のところ虫がいるかどうかわかりません。時々患部を見回ってみて木くずが出るようでしたら、Q1で書いたように、針金などで防除してください。農薬につきましてはあるにはありますが、おそらく少量では手に入れにくいばかりでなく、手に入れても使い切れず、農薬の保管や、廃棄にリスクを伴います。そこで考えている資材にボーベリア菌(商品名バイオリサ)を使った防除があります。これは 根本に菌を着けたバンドを巻き付け、その上を通ったかみ切りを殺虫する物です。安心安全を指向する私は、化学合成農薬でないこの資材に注目しています。

 

  みかんの摘果作業

 

摘果の時期は、花の時期から収穫直前まで行うことが出来ます。ただそ の時期によって摘果の目的が違ってきます。5月の花の時期は、 苗木のような樹を早く大きくしたい時、あるいはベタ花といわれるよに、大量に花が着いてしまった時などに花を落とします。 一般に は7月中に1回、8〜9月に1回、そして10月以降の収穫直前は選別摘果、つまり格外品などを落と します。大体、最終摘果で葉25枚に1果位を目安に行ってください。果実を落とす場合果実を引っ張るのではなく、 果実と枝の付け根の部分をひねるようにすると簡単に採ることができます。

みかんの摘果方法は、その時期、品種、栽培方法などで、いろいろあります。着果過多の状態での摘果方法としては直花は落とす。直花とは枝に直接着いた花です。極端な年ではほとんどの花が直花となってしまうこともあり、その場合は全体の半分くらいは落とします。 (これは6〜7月の作業)そして8月以降に傷果や病害果など外観の悪い果実を落とし、葉25葉に1果くらいを目安に落とします。

もう一つの方法は枝単位で落とす方法です。直径3センチくらいの太さの枝がもし10本あれば交互に5枝はすべて落とします。 あるいはみかんの木どちらか半分180度をすべて落とします。この方法は経験がいらず簡単にできます。ひたすら半分をおとせばいいのです。

落とす部位でいえば、木の内側についた果実は落とします。ただし完熟栽培などで、長期間生らせる場合は霜などを避けるため、 内側の果実を残すこともあります。また有葉果(新しい葉についた果実)の場合、真っ直ぐ天を向いた果実は日焼けしたり味も落ちますので、一般的には落とします。

とにかく着果過多の時大事なことは、早い内に半分くらいの枝は果実を落としてしまう事です。そのまま全部ならせておきますと、 次年度は全く果実が着かないと言うことになってしまう可能性が大きいのです。

 

みかんの果実

 

みかんを植物学では、果皮は外果皮(表皮とつぶつぶした油胞を含む 色素層で、フラベドと呼びます)と中果皮(白いスポンジ状の組織でアルベドと呼びます)、それに内果皮 (じょうのう−袋ー、+砂じょう−砂のう−、いわゆる果肉部です)また発生学的には果実は葉が変形して 発生したものであり、フラベドと果肉部は葉の表と裏に相当し、アルベドは葉肉にあたります。 砂じょうは葉の裏に生えた毛に液汁がたまったものであり、その集合体が果肉に当たるものです。

つまり ミカンは心皮(葉の変化した物)が10〜12個合体して出来た物と理解されます。要するにみかんの皮から 出来た果実はフラベドとアルベド、それに果肉部は発生した元が違うということで、行動が三者三様で果 実の浮皮や裂果などの現象が現れます。(河瀬氏)

それでは実際にはどのように発生するかと言いますと成熟期に果実の臍の部分からの裂果が多く水分の 過不足の急激な変化が原因です。晴天続きで果皮の硬化して、多雨の時、日光の直射する果実が害を 受けます。耕土の浅い園、カイヨウ病被害果、夏の薬剤散布で、果皮の硬化した果実になどに多く発生し 、枝葉に被われた果実には発生が少ないようです。  温州みかんでも全く同じ理由で裂果が起こります。どちらか言いますと皮の薄い早生温州に発生が多く 晩生の青島などは比較的少ないようです。