とばみかんの特徴。
◎安全に関すること
除草剤を使いません
除草剤はその作用として、茎葉から吸収されまた土壌から根に吸収されて植物を枯らします。みかんの樹がこれらの成分を吸収していないか、やはり私は不安です。
収穫前の防腐剤は使いません
いろんな農家から各種のみかんが集まって出荷されるみかんは、どうしても腐敗果実が多数発生するリスクが多くなり、収穫前の防腐剤が必要となります。しかしとばみかんは他のみかんと混ざる心配もなく、また取り扱いも丁寧に収穫しますから、腐敗のリスクは軽減され、防腐剤の散布をする必要がありません。
選果中にワックスは使いません
みかんの皮には自然の油があり、ワックスは必要ないと思います。
植物調整剤ホルモン剤などは使いません
農薬は必要最低限とし、極力使 用回数を減らします
みかんは嗜好食品として皆様には心地よくその味を楽しんで頂きたいと思います。そこで見た目にも不快感を感じない程度の防除は行っております。その結果現在の年間使用回数は7回と、平均的な農家の約4割程度まで減らしております。
◎施肥に関すること
化学肥料は使いません
化学肥料を使わないで、有機質肥料や有機質資材で栽培しております。これらの資材を用いることで、土壌の生物相が豊かになり、たくさんの小動物が住みつき、土も軟らかくなり、より自然に近い農業となりました。また微生物がこれらの有機物を分解してみかんに吸収されやすくなり、まろやかな味のみかんとなりました。
◎味に関すること
興津みかんは皮薄くまろやかな味です
糖と酸が高いレベルでマッチして、皮の薄いまろやかな味となっております。
青島みかんは高糖で扁平。見た目もすばらしい
青島みかんは前年収穫され1月から3月にかけて販売され、貯蔵性を高めるため、皮はやや厚く頑丈となり、味の劣化を防いでおります。もともと高糖系の品種が鳥羽の土にあってさらにおいしさを高めております。
アミノ酸レベルで吸収します
これまでは有機質を施用しても、化学物質のレベルまで分解しないと植物に吸収されないとされていましたが、小祝氏ら(農文協、有機栽培の基礎と実際)によるとアミノ酸や炭水化物の段階で植物に吸収されるため、味の向上が期待出来るとのことです。